第6話『白銀の男』
文字数 7,975文字
口から溢れた空気が、水中で音を立てる。頭蓋が割れ血と言う血がぶちまけられる風景は無く、コンクリートは私がぶつかる前に液体化した。うねりを上げるその先へ落ちれば、水の中だ。
底は無い。水面も見えない。……というか、どちらが上なのかわからない。もしかしたら、反対向きになって私は底と水面とを勘違いしているのかもしれない。
ゆらゆら、ゆらゆら。私は微睡みに沈んでいく。
暗い、暗い海の中。身体を丸めて、瞳を閉じる。目を閉じていても景色は変わらなかった。
「泉」
目を開く。気づけば、頭上から光が差し込んでいた。誰?と問いかけてもその声は答えない。唯、私の声が残響する。
動かない身体。鈍った思考回路。
嗚呼、光が消えてしまった。目を閉じよう。
すると突然、水中に渦が発生する。突然のことについていけない。流される、激しい濁流に。
ごぼり。息が吸えない。いや、やっと息をしたのだろうか。わからない。どうでもいい、誰か、誰か助けて……。
苦しくなった胸と、空気を吐き出す口と、私を砕こうとする水圧が全てが覆いかぶさって私は再び意識を手放した。
「……エリーシア様。僕に、僕に……そんなこと」
「わかっているわ。いいの、言わなくても」
彼女はふわりと微笑んだ。そして、彼女の一つ分背が高い彼の頭をよしよし、と撫でている。幼子をあやす母親の如きその表情は、途端に影を落とした。青色を混ぜた金の髪は、風にゆるゆると遊ばれている。
「お前の気持ちはわかっているわ。……けれど、わたし達には、なすべきことがある。わかって、くれるわね」
「……はい」
彼女は笑う。彼の手が震えると、大丈夫よと言って彼女はその手を両手で包んだ。
「お前にね、お願いがあるの」
「……一体、これ以上何を……――――様」
彼は目を逸らした。黄金の瞳は、揺れ迷って、細められた。
「………………」
黒い空だ。夜か。そりゃ黒いな。
目を数回瞬かせ、私は自分が草原に大の字で倒れていることを認識する。……何故?と目を細めても、答えは導き出せない。身体はじっとりと湿り、顔には水分を含んだ髪の毛がべったりとへばり付いている。
「……パンツまでいってる、これは」
パンツおろか、下着全滅では……?
おっ、変な言葉だったが声はきちんと出せた。こんな気分の時は声が出せないと思っていたけど……うう、気持ち悪い。
溜息を吐くと、私は上半身を起こした。ぐるりと周囲を見渡す。広大な草原だ。空には星も月も出ていないのに、周りの風景を自然と視認出来る。
まるで、夢の世界のようだと思った。
草は均等に伸びて絨毯となり、風が穏やかなさざ波を立てる。そして、私がここに在るのが当たり前という様に、背景は私を馴染ませた。
「……ふふっ」
私は、違和感を忘れて駆け出した。広い広い草原を、暖かな空気の中を、まるでどこかのヒロインのように!つい先ほどまでの現象も、幼馴染のことさえも忘れて私は一人、笑いながら踊っている。星も月も見えない。でも、私には見える!光源の無い世界ではあるが、確かに色彩に溢れているから。くるくる回っていたら足が足に絡まってしまって、顔からダイブする。嗚呼、痛くない!
「あははっ!不思議、……はあ、気持ちいい」
ふわふわした安堵感。頬を撫でる草はちっとも痛くなくて逆に頬を寄せていたいと思う。私は余韻に浸るように目を閉じた――その時。硝子が砕かれた音が鳴る。そして、耳を掠める細い音と、何かが顔の直ぐ横に刺さる音がした。
「捜したよ、ナールのお嬢さん」
中低音が重く降る。だけど、声の正体を確かめる余裕はない。ただ、目の横に深々と突き刺さった金の槍を震えながら見ることしか出来ない。もし、この槍が数センチ左に飛んできていたのなら。もし、私がこの方向に倒れていなかったのなら、もし……。
「少々手荒で悪いが、……ナール?」
「……っ、あ、……ああ……!!」
身体を走り抜けた恐怖。徐々に私に近づく音声に戦慄した身体は、素早く地面から上体を起こして、それと距離を取った。足は生まれたての小鹿の様に振える。ぐらりと膝から崩れ落ちることなんて、容易に想像出来てしまった。
「怖いか。……仕方ない、すぐに楽にさせてあげるよ。温情だよ、僅かのね」
その声の主は、降って来た。……そう、上から振って来た。ふわり、と。ミルクティーの様な色をした髪を揺らしながら、深い青を身に纏って地に足を着けた彼は右手で空を握る。
その手には、私の目の横に突き刺さっていた金の槍が握られていた。
――嗚呼、死ぬの?夢の世界で、まさか。
「――そこまでです」
突然、目の前が白銀に染まった。黒い空に星の様に煌いたその姿に、私は呆然としてしまう。
槍の男と私の間に割って入るこの白銀の男は、私を一瞥すると微笑んだ様に見えた。
「僕の娘にそのような物騒な獲物を向けないで頂けますか?騎士団長殿」
「……娘?御戯れを。嗚呼、戯れでしたか、それは」
「……ふふ、剣を戴いていない騎士の分際で、グリームニルに含むことがおありですか」
「まさか。しかし、これは陛下のご意向です。ミストレスに逆らう御心算ですか。……ふ、娘……と聞こえた気がしましたが、スワード様のような御方がまさか咎人を迎えるはずがありません。お控えください」
足は動かなかった。私は、目の前で進行している光景に震えながら沙汰を待つより他には無い。
「アレウス殿、決めつけるのはいけませんよ」
「真実を述べたまでです。さあ、ナール!君の身柄は此方で預かろう。来るんだ」
「ナール如きがこの結界を張れるとお思いですか?お帰りを、アレウス殿」
「強制力があるのは此方です。大人しく其処をお開けください」
金色の槍を持つ金色の瞳が細められた。白銀の男は、深いため息を吐く。
「……娘の、性質悪い悪戯なんです」
「は?」
白銀の男の突然の告白に、私と槍の男は首を傾げた。……が、私の首は傾げることが出来ない。ぐ、と首に力が入ると同時に理解した。この白銀の男は、私を助けようとしている……!
「アレウス殿。貴方の髪は、随分と黒い」
驚いた!先程まで美味しそうな色をしていた槍の男の髪色が、東洋人よろしくと言った風に真っ黒に染まっている。アレウスと呼ばれた男は、己の髪を親指と人差し指で摘まみながら、僅かにその金色の瞳を見開き、すぐにその双眸を白銀の男に向けた。
「嗚呼、僕は娘の悪戯を把握していましたから。影響なんて受けるわけがありません、面目というものが消えますからね。……ふふ、僕を陥れようとした可愛い娘の悪戯なんです。でも、流石は僕の娘。よくこのような高度な結界を張れましたね」
くるりと振り返った彼は、本当に嬉しそうな顔をして口角をあげていた。なんだか、照れてしまう。苦し紛れの言い訳としても、その感情が本物に感じられてとっさに目を逸らした。
「……咎人の色に染め上げるとは、とんだ悪趣味だ」
そう小さく吐いた槍の男は、私達に浅く頭を下げた。
「ナールと呼んだ非礼を許していただきたい」
感情の籠もらない謝罪だが、一先ずは切り抜けられたのだろう。その返事は、私では無く白銀の男が応える。
「このようなことは二度と無いように。お願いします」
その言葉に頷いた騎士は、そのまま姿を霧のように消した。
「――――えっ!?」
「……ふう、危ないところでした。お怪我はありませんか?」
「え、え!?き、消えた……!?」
先程まで槍の男がいた地点に立ってみる。何も当たらない姿形が無い!
「それにしてもこの結界、誰が張ったんだか……」
「あの、さっきの人はどこに……!?」
「アレウス殿ですか?お帰りになりましたよ」
「消えたんですけど……」
おお、と手を叩く銀の男。
私は地の草を叩く。
「ああ、そうですよね。地球の人には新鮮でしょうか」
新鮮も何も有り得ないんですが!?
「消えた……というのは正しくはないんです。僕らが追えないように、自分の姿を視えなくしただけですよ。初歩的な魔法術です」
「嗚呼……なるほど!魔法なら……仕方ない……魔法!?」
ぎょ、として草を千切った私を見下ろしている白銀の男は、くすくすと笑う。その笑顔に急に恥ずかしさを覚えて、私は「えへへ……」と濡れた髪をさらに撫でつけながら立ち上がる。
「はい。たとえば……この空も。本当にこんな高度な魔術、よく張れましたね。さぞ人の好い司教に出会ったのでしょう?どこの者ですか?」
「ええと……違うんです。気づいたら、ここに居て……」
ぶる、と急に悪寒が身を這う。
寒い、と腕を抱くと白銀の男は自分の……コート、だろうか。大きなそれを私に掛けてくれた。
「え、あの」
「ここでは冷えます。もしよろしければ、僕の屋敷に来ませんか?」
寒いけれど、暖かい光を得た気分だ。
「いいん……ですか……!?」
「はい。どうやら訳ありのようですし……また円卓が来ては困りますからね。それに女の子がいつまでも濡れているものではありません」
彼は、眉を下げて私に言った。
頬が熱い。……頬が熱い!
「――よかった。僕は、スワード=グリームニルと申します。君と出会えたこの夜に、心からの慶びを」
「え、!?あの、私そこまでの人間じゃ……!」
彼は胸に手を当てて、膝を付いて、私の右手を取る。まるで西洋の騎士が貴婦人に跪くかの光景に私の頭はもうパニック寸前です!勘弁してください!どうしてくれるの!?
「あ、あの、上山泉と……申します……」
ひ、ひい、はず、恥ずかしい!
心臓の音が目覚まし時計よりも激しく聞こえてくる。繋がっている手の指先から、この人に伝わってしまうんじゃないか!?と意識すればするほど、この頭に熱がどんどんどんどん流れてくる。
「ふふふ。では、行きましょう」
パチン、と――立ち上がる彼が指を鳴らすと、空が砕けた。ガラガラ音を立てて落ちる粉砕では無く、キラキラと鈴の音のように落ちていく……満天の星……!
「わあ、綺麗……!」
繋がれていないほうの掌を空に翳せば、流れ落ちる星を掴み取れる気がした。
「あ、」
彼――スワードさんが、思い出したと立ち止まる。その顔を覗き込めば、恥ずかしそうに頭を掻いて私を抱き上げた。
「え!?」
「歩いて帰っては意味がありませんでした……。行きましょう!びゅーんっと!」
「え、な、ひい―――――っ、う、うえええええええええ!?」
内臓が浮き上がる感覚と、脳みそが掻き混ぜられるような嫌悪感。テンションの急上昇……緊張の意味です。その上で凄まじく揺さぶられる幻覚と、上下左右の喪失。ただしがみ付く感覚だけを忘れても離さずに、私は恐る恐る目を開けた先に広がる一面の――――薔薇園に、目を奪われた。
「す、すごい……」
「ね、一瞬だったでしょう!」
顔の周りに花を咲かせたスワードさんが、私をゆっくりと降ろす。ふらつきそうになって、スワードさんの腕を咄嗟に掴むと外見からは想像出来なかった締まった体に触れてしまって、慌てて手を離した。
めちゃくちゃ鍛えてる……この人……!うわー!邪念だ!消えろ!消えてしまえ!
再び薔薇園に目を移して、私はふらふらと近づいた。
「夜の薔薇もまた一興ですね」
「……あのう、もしかして、時間にうるさい兎っていますか?」
「それはどんな兎ですか?」
怪訝そうな顔が帰って来た。なんでもないですっ、と手を振って私は息を吸う。
少し気持ち悪い。……少し所か、結構気持ち悪いかも。さっきのよくわからない……魔法?だろうか。気を緩めると吐きそうだ。上山泉……耐えろ……耐えろ……!
「さあ、屋敷にお入りください」
「屋敷って……どこに……」
「あそこです」
指を差された奥深く。闇夜に隠された白亜の城が、僅かに浮かび上がっている。
「……あれ、ですか」
「あれです」
馬の嘶きが聞こえた。
馬車を引く男がスワードに一礼すると、スワードは私の手を取る。
「さあ、行きましょう」
嘘だろ……と、自我を失いかけた私は揺れない馬車の中、外の薔薇を見つめ続けることしか出来なかった。
「お帰りなさいませ、スワード様」
拝啓、お母様。
私、上山泉は……今すごくすっごく帰りたい念に襲われています。
「突然出掛けてしまって迷惑をかけました。……彼女に着替えを。部屋は、奥のあの部屋をお願いします」
「かしこまりました」
ここ、玄関……なんですか……?
目を擦っても、目の前の現実は変わりはしない。玄関ホール……とでも言うのだろうか。圧倒される程の巨大さ。上も横も広い。どうして?ここには巨人が住んでいるの?と真面目に問いたくなる程の城の中で、ついにはメイドさんまで出現してしまった。
「あの、えっと……」
か、帰りたい!!
どこに!?とツッコミが入るけれど、場違いにもほどがある!!どうしてこんなことになった!?私はただの女子高生よ!千葉のテーマパークに行くにしても、もうちょっとマシな服を着てくるというか……!
「……お客様、此方へ」
「は、はい!」
有無を言わさぬメイドさんの瞳。観念した私は、涙ながらに後ろを付いていった……。
案外、部屋にはすぐについた。外から見る限り巨大な城だったけれど、中はそんなに広くはないみたい。奥の――とか言ってたからめちゃくちゃ覚悟したというか、もしかしたらあの転移の術……?らしきものを使われるのではないか、と思っていた。吐き気を堪えられるか不安だったが、これ以上襲い掛かられないのなら、夜は越せそうだ。
「御召し物を此方へ」
「……ん?」
部屋に通されると、メイドさんも続けて入ってくる。着替えは恐らく、机に置かれているあれだろう。メイドさんが退室してから脱ごうと、着替えの前に立つと、すぐ後ろに近づいていたメイドさんが私へ手を伸ばした。
「お手伝い致します」
ま、まさか――!!
世界史で習った!貴族は自分で着替えないってやつだあああ!うわあ、凄い凄い!本当なんだ!って、違うでしょ私!私は現代日本を生きる女子高生!他人に着替えを手伝ってもらうなんて赤ちゃんの所業!無理、無理みが強い……。
「だ、大丈夫です。一人で出来ます!」
「ですが、」
「流石にそこまでお世話になれません……!」
メイドさんは少しの間のあと頷くと、一礼して去っていく。「何かありましたら、そのベルをお鳴らしください」と最後まで完璧だった。
ほへー……としばしメイドさんの去った後を眺めてしまう。部屋の中は十分に暖かいが、ぶるりと身を震わせて私は服を脱いだ。
「下着まで完備……!すごいな。で、でも……これ、着るの?」
持ち上げた服は……服は……ドレスだ。薄ピンクの……華美すぎなくて、それでいて地味では無い。やっぱり千葉のテーマパーク、そこにいるお姫様が来てそうな服だー!と頭を抱えて蹲った。
あ、やっと城に馴染めるじゃん!やったぜ!なんて思える訳ないじゃんんんん!!と、とんだ羞恥プレイだ……こんなの綺麗ないよ!せめて、せめてワンピースとか……さ!
「でも……文句は……言えるはずも……ないっ!」
耐えるのだ。私。そう、この吐き気さえも現在進行形で耐えている私だ!着るだけの服が何故耐えられない!?いくぞ、いくぞ、お―――っ?
「あはは、七五三以来着たこと無いから、着方わかんない……。はっ!」
そういうことか!さっきのメイドさんの困惑は!見透かされていたのだ!私は!
有難く好意を受け取っておけばよかったー!あー!日本人の性ー!悲しい……と再び蹲った私は、ドレスを一度脱いでベッドに置き、バスタオルに身を包んで恐る恐るベルを鳴らした。
「失礼致します。お呼びでしょうか」
「すみません……着るの、手伝ってください」
本当に……ごめんなさい。
「かしこまりました」
メイドさんの表情一つ崩れないその様子が、胸に痛い!
メイドさんが服を持ち上げる。私にバスタオルを外すように言うから、少し恥ずかしいけど……バスタオルをベッドに置こう、……駄目らしい。床に落とせと言われたので、落とす。
「腕を広げてください」
「こうですか?」
すると突然、メイドさんの持っていた服が、解けて空を泳ぐ。
「は!?」
服が私を振り返ると、急に飛びついてくる。「ひぃや!?」と一歩後ずさると、すでに服は私の身に纏っていて、するすると心地よい音を立てながら、結ばれる所、留められる所、全てが締まり――ドレスは、私に着られた。
「……!?」
理解出来ず固まっていると、メイドさんは私が脱ぎ散らかしたものを腕に取って、私を促している。
「スワード様がお待ちです」
「は、はい!」
もうわけがわからないから、考えることをやめよう。
そう思うと一気に気が楽になった。
このメイドさんは一度私の服を持っていきたいらしい。スワードさんが待つ部屋までは、次のメイドさんが案内すると言ってチェンジした。次のメイドさんも、先程までのメイドさん同様、オレンジ色の瞳をしていた。そういえば……スワードさんも同じ瞳の色だったように思う。ここの人たちは皆、目の色がオレンジなのだろうか?
「あっ……そこの貴女!スワード様はいまどちらに……、ナール……」
急に厳かなローブを身に纏った男の人が出て来た。メイドさんを引き留めるつもりだったのだろうけれど、私を見てその顔があからさまに変わる。
私は応えることも出来ずに、頭を上げるメイドさんに見習って、頭を下げた。
「アイアスの間にて、お待ちくださいませ」
「……わかりました」
男の人は、私を一瞥すると踵を返す。いかにも魔術師……といった出で立ちだった。
「今の人は……魔法使い、ですか?」
「そうでもありますね。宮廷魔導士様ですよ」
「なんか凄そうですね……。あの、ここに来てから結構耳にするんですけど、ナール、と言うのは何ですか?」
ちらりとオレンジの瞳が私を見る。
「ナールというのは……」
「――――詳しくは部屋で話します」
「スワード様!」
メイドさんが凄い勢いで頭を下げる。つられて私も下げそうになると、スワードさんはやんわりとそれを防いだ。苦笑いをしながら、「君はやらなくてもいいんです……」と言い、メイドさんを下がらせる。メイドさんはスワードさんの耳元で何かを囁いていた。きっと、先程のローブの男についてだろう。
「フライアは何処に行きました?」
「フライア……?」
「君に最初に紹介した女中です」
「女中……ああ!私の濡れた服を持って行ってもらいました」
「……そうですか。さあ、こちらへ」
スワードさんは笑みを浮かべると、私に入室を促す。すみません、と言って入れば――軽食が並べられた応接間……に通された。
その一つ一つをとっても美しい、というか限度があるよね!?多分私が座らさせるソファも……座ることが憚れる程に高そう!私は木の椅子で十分なんですぅうう……!!