第12話 紗絵の過去と遊園地
文字数 2,080文字
サーベルス総長
今の紗絵ちゃんにサーベルスだった面影はまったく感じられない。
紗絵ちゃんは私と修也から離れると
私が中学1年生の頃は紬は2歳だし、私が中学2年生の頃は紬は3歳、中学3年生の頃で4歳だね。私が深夜サーベルスで暴れまわっていても、あんまり記憶がないだろうから、お姉ちゃんやお父さん、お母さんとよく口論していたの紬は寝ちゃってたじかんだから、たぶん覚えてないでしょ?
この頃の私は、よく警察のお世話にもなって、お父さんやお母さんが迎えに来てたんだよ。
何をしても、私は1番になったことがないから、うまく言えないけど、反抗期と自暴自棄みたいな感じだったのかな。
段々と不良の友達とつきあうようになって、そして、サーベルスの現総長たくやと山根とも知り合うんだけど、当時の私達はまだ、不良少年に不良少女で、やりたい放題で、タクヤと山根は特にヤンチャでね、子供のくせに規模の大きいサーベルスにいるからって、調子に乗って、ヤクザの下っ端みたいな人襲ってお金巻き上げてボコボコにしちゃったんだよね。
本人達いわく、チンピラだと思ったらしいんだけど。
それが、私が14歳で中学2年生の頃で、私自分で言うのもあれなんだけど、空手で海外の人相手にしてたから、サーベルスで大人相手にしても、女なのに自分よりでかい人と戦うの慣れてて、当時私より強い人いなくて、総長だったんだ(笑)
で、タクヤと山根が当時中学1年生で13歳。
私の舎弟だったんだよね。
それで、タクヤと山根がボコボコにしたヤクザの組が怒って、当時タクヤと山根は拉致されて殺されかけたことがあって
私はサーベルスのメンバー集めてそのヤクザの組壊滅させて、タクヤと山根を助け出したからか、タクヤと山根は私のことを姉貴って呼ぶようになったんだ。
たくさん他にもあるけど、大まかに話せばそのくらいかな。
あ!ちなみにタクヤと山根は確かに不良かもしれないけど、ヤクザの下っ端ボコボコにしたのには理由があって、サーベルスの総長が私になった時に、女総長だとサーベルスは終わったとか弱体化したとか、ザコ集団とかバカにされたからっていう理由があって、ついでにお金巻き上げたらしいんだけどね(汗)
悪いこともしてきたかもしれないけど、以外に律儀なやつらなんだよ。
私なんかもうサーベルス辞めてるのに未だに会えばああやって下手だしさ。
私が芸能界入ったってわかった時、タクヤと山根は本当に喜んでくれて、これからは自分達とは関わらないようにしてくださいなんて言うんだよ。
私の昔のことが多分表に出てこないのは事務所がなんとかしてるだけか、たまたま運が良いだけかで、いづれは出てくるかもしれないだろうなって思う…
だからね、RISE-1のメンバーに迷惑かけられないから、もう少ししたら、私はRISE-1脱退かなっても思ってるよ…
その後、紗絵ちゃんの言う踊りを私と修也はわりと早く覚え、すぐ就寝し、日付はかわり、16時50分
沢田さんの迎えをマンションのロビーで紗絵ちゃん、師範、千鶴さん、私と修也で待っている。
降りてきた沢田さん。