第96話

文字数 128文字

 窓際の壁にもたれかかって、娘は本を読んでいた。
 陽が傾いて部屋はうす暗かったが、ちょうど窓からの西日が照明代わりにページを射していた。
 とつぜん、娘が泣きじゃくりはじめた。
「パパが死んじゃった~」
「えっ?」と驚いたが、物語の中のパパのことだった。
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