第99話

文字数 131文字

 百年使うと道具には魂が宿るという。
 ある明治時代の作家が愛用していた万年筆を手に入れた。弟子が形見として引き継いで名を成したが、その息子はサラリーマンだったため、父の死後、古道具屋に引き取ってもらたという品物だ。
 私はその万年筆を握って原稿用紙にむかった。
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