第57話

文字数 138文字

 スケート靴を平行にして立つのがやっと。これだって何回も転んだ末にようやく出来るようになったのだ。
「いいよ。そのまま、動かないで」
 彼は私の腰に手を添えると、後ろから押した。
 わたしの体は少し進んでからまた転んだ。彼が笑う。
 初めてだからって弄ばれるのは、くやしい。
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