第72話

文字数 171文字

 今日中に読むべき本が見込みよりも早く片付いた。前半は間怠(まだる)く苛々したが、中盤からはスリリングで一気呵(いっきか)成(せい)に読めて満足だった。
 缶をとって蓋を開けると、珈琲豆の焙煎する前の柔らかな香りが鼻腔(びこう)をくすぐった。今日は一(ひと)手間(てま)かけよう。
 日曜の午後。窓を開けると空気が碧(あお)く爽やかだった。 
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