第48話

文字数 113文字

「ぼく、新幹線の運転手になるんだ」
 男の子が言った。二桁のかけ算がいまだに苦手な小学五年生。学校についていけない子をボランティアで教える支援教室である。
「そっか、なれるといいね」
 無責任な言葉をかけて、わたしは微笑む。
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