第53話

文字数 152文字

 ビルの隙間にひっそりと残っている神社です。仕事帰りには必ず、ここで手を合わせます。それがわたしの習慣なのです。お社に何が祀られているのかは知りません。何だっていいのです。ただ手を合わせるという、その行いだけがわたしにとっては重要なのです。「今日も一日おつかれさまでした」と、心で唱えて家に帰るのです。
ワンクリックで応援できます。
(ログインが必要です)

登場人物紹介

登場人物はありません

ビューワー設定

文字サイズ
  • 特大
背景色
  • 生成り
  • 水色
フォント
  • 明朝
  • ゴシック
組み方向
  • 横組み
  • 縦組み