第13話:ハワイ旅行から帰国

文字数 1,795文字

 翌4日目、9時に目覚め、朝食をとって、バスで、アロハタワーへ行った。その後、歩いてカメハメハ大王像を見てバスで10時過ぎにホテルに帰ってきた。その一休みして、昼食をとって、12時半にツアーバスがホテルに来てカイルアタウンへ向かった。1時間足らずで到着しショッピングを楽しんだ。次、コーヒー農園を訪問し、おいしい珈琲を味わった。

 17時にノースショア・ハレイワタウンで散策し、その後、ディナーを食べた。そして、海亀の見学、サンセット観賞、星空観測をした。大きな海亀は、珍しく、とても可愛い。サンセット、星空観察は、21時過ぎから始まり素晴らしい。決して都会の空では味わえない、広さ、美しさを心行くまで鑑賞し多くの写真を撮ってきた。

 その後、夜のハイウェイを飛ばして、約1時間でホテルに帰ってきた。この日は、かなり疲れて、シャワー浴びたら、床に就き、すぐに眠りに落ちた。翌5日目、9時に起きて、アラモアナの海岸を散歩して、モーニングセットを食べた。ホテルの部屋に帰って来て、ゆっくりして、近くのカフェで昼食をとって、部屋で待機した。

 16時にツアーバスが来て、ハイウェイを飛ばして1時間20分でポリネシアン・カルチャー・センターに到着。ゲートウェイ・レストランにて、魚やローストビーフと白米、パン、サラダ、デザート、珈琲を食べた。その後、19時過ぎから、ショー会場へ移動。マナという主人公の人生を通しポリネシア文化と伝統に触れるストーリー性の強いエンタメショー。

 トンガから始まり、ハワイ, ニュージーランド, サモア,フィジーを巡る移動と成長の物語。フラやファイヤーダンスの伝統芸能に加え、アニメーションを使った演出で楽しい。火のついた松明を巧みに操りながら舞うハワイの伝統的なエンターテイメントであるファイヤーダンス。足や口をはじめ全身で炎を感じながら繰り広げられる迫力のパフォーマンス。

 最後に、本場ハワイでゆるやかに優雅に舞うフラを見学して、イブニングショーが終了。ツアーバスに乗り込んで、自分たちのホテルに送ってもらい到着したのが22時過ぎ。この晩も、かなり疲れたので、すぐ、床に就いたが、この頃になると、日本食が恋しくなり、自分が、日本人である事を痛感させられた。

 疲れのせいですぐに眠り、翌5日目、9時に起きて、今日が最終日なので、帰り支度をした。ツアーバスが12時に来て、ホノルル空港へ着いて、予約した航空会社の窓口で搭乗手続きをしてから昼食をとった。そして14時過ぎの飛行機で出発、機内で、時間をつぶしながら、17時半、羽田に到着。

 18時過ぎ、空港を出て、東京経由で20時半、自宅に帰りついた。翌日から、丹下聡二は、いつもの通り、丹下農園の従業員を迎えに行った。その後、ハワイ旅行のお土産を渡した。そして、いつもの生活に戻って、農園の仕事をした。夕方、絹ちゃんの店に行って、カラオケを楽しんで家に帰った。

 日本経済では、8月に不良債権問題で住専やコスモ、木津信金、兵庫銀行など金融機関の破綻相次いた。10月にも大和銀が巨額損失、米当局の追放措置で住友銀との合併が浮上。事の発端は大和銀行ニューヨーク支店において米国債の取引による総額約11億ドルの巨額損失が発生。当時の大蔵省へ損失報告を行っていながら米法に反して米当局への報告を怠った。

 そのため連邦準備制度理事会から巨額の制裁金処置とアメリカ合衆国からの退去命令という厳罰が下された。国際金融市場の中心であるウォール街からの追放は、国際金融市場へのアクセスを失うことを意味する。その後、1995年12月下旬、友部輝一、川松修二、生島次郎が、久しぶりに帰ってくると連絡が入った。

 そこで12月26日、地元の料理屋で忘年会となった。この頃、シャープが太陽光発電投資で単結晶タイプで優れた発電効率を誇っていたが、製造コストが高くて、競争に勝てないと話していた。現在、三洋電機、京セラが良い太陽光発電装置を持っているとシャープの生島が話した。しかし、景気が悪くて、困ったものだという話で、4人の意見が一致。

 その他、結婚の話は出なかった。株の方は、もう、既にバブル崩壊していて、先が見えない状況では、株投資は難しく、手を出さない方が無難だろうという話が多かった。そして、時間となり望遠買いが数量した。数日後、1996年となった。
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