第31話:大型ソーラー住宅、マンション、倉庫の運用開始

文字数 1,749文字

 その他、大手マンションメーカー2社による2LDKから4LDKのマンション、戸数100室を分譲、5月連休明けには、全室、販売完了した、更に、大手運送業者と倉庫建築の大手が手を組んだ屋根全部にソーラーシステムを付けた大型倉庫2棟と事務所2ケ所も日本初の試みとして始めた。やがて2013年中に、全てのソーラー住宅が完成し、やがて2014年を迎えた。

「ブドウ電気株式会社」では、甲府の市街地の全住宅の保守管理の契約をとり、メンテナンス事業を開始した。ここのシステムに、日本中の企業からデーターを取りたいと言う名目で、ソーラーシステムの会社、整流器、バッテリーの会社が名乗りを上げた。そこで、丹下は、大手不動産会社と共同で、2014年に、リートというシステムを導入することにした。

 リートとは、投資者から集めた資金で不動産への投資を行い、そこから得られる賃貸料収入や不動産の売買益を原資として投資者に配当する商品で、一般的に「不動産投資信託」とよばれている。投資者は、リートを通じて間接的に様々な不動産のオーナーになり、不動産のプロによる運用の成果を得ることができるシステム。

 その後、「ブドウ電気株式会社」のメンテナンス部門は、多くの仕事を受けた。そして、これを利用して2015年1月には、山梨県内で、中央線沿線、中央高速インターから近い所の中型オフィスビルを5つと、中型マンション3つを計画することになった。構想から3ケ月後の4月中に候補地が決定し建築を始めることになり2015年末には完成予定と言う手はずになった。

 この頃、日本人の高配当リートに対する人気が上がり、資金が流入した。そのため「ブドウ電気株式会社」では、自前で、大型ソーラー発電、風力発電所を作ることなく、ソーラーの設置、維持管理事業を中心に事業が拡大していった。2015年末には、リートの事業の大型と中型の倉庫を10ケ所と中型マンション3ケ所が完成。

 大手不動産会社がリート「不動産投資信託」として、投資家たちに資金を募った。おりから宅配事業の拡大で、特に倉庫部門の需要が増えてきた。この成功を見て、首都圏以外の場所でもソーラーオフィスビル、マンション、倉庫、事務所、工場を建築して欲しいという要望が「ブドウ電気株式会社」に、数多く入った。

 しかし、丹下聡二、友部輝一、川松修二、生島次郎の4人は、事業を拡大するリスクを考えると、山梨中心で、中央高速、中央線沿線、東名高速、東海道、神奈川西部までを管轄とすることに決めた。そしてソーラーと小型風力発電のダブルソーラーシステムを強力に促進して、自前の電力を賄うだけでなく、補助金を手に入れて、ソーラー建設費用を10年以内で回収。

 その後は、利益を出すと言う事業に集中した。しかし、台風の時には、前もって、風力発電用のプロペラを取り外せるようにする工夫が、この事業を成功させる肝だった。そのため2016年になると、初期に設置したソーラーと風力発電のシステムの売電収入で、設置費用を全部支払い終える事例が出てきた。

 その成功例を資料にまとめて、ソーラーと風力のダブル発電の屋根上、駐車場の上のシステムを積極的に販売していった。そして保守管理の若い学生や中高年のアルバイトも入れて、社員パートさんを合計すると2017年4月には、従業員が100人を超えた。丹下は、自分の資産をフル活用して投資して回収を終えて利益を更に投資に回した。

そして資本金の10億円は、崩さずに、利益を積み上げていき、老人施設、保育園、幼稚園など福祉施設への無料でのソーラーと風力のダブル発電の設備を寄付し知名度を上げ更に収益を拡大した。そして2017年「ブドウ電気株式会社」支部としてた友部輝一、川松修二と生島次郎が独立することを考えた。2017年、友部輝一が、東京都と神奈川県。

 川松修二が、東京都と千葉、茨城県、生島次郎が、東京都と埼玉県、栃木、群馬県、生島次郎が、山梨、長野、静岡県でソーラーと風力のダブル発電装置を販売と維持管理の仕事を始め分かれていった。そのため「ブドウ電気株式会社」の山梨のベテランで友部輝一、川松修二と生島次郎のスタッフとして出ていき山梨で地元で多くの人材獲得のために中高年のパートを募集。
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