疑惑
文字数 1,329文字
ベッドと少しのスペースがあるだけのレヴィやアイリスの部屋と違い、ビジネスホテルのシングルくらいの広さの部屋のベッドに咲良と和泉が並んで座っている。
それは和泉も感じていた。だからこそ話をしたかったけど、咲良がそう言うなら、もう少しこのままの方がいいのかもしれない。
レヴィさんやアイリスさんがいなかったら、ここまでこんなにはやくこれなかったと思う。あの魔物にやられて死んでいても不思議はなかった。
召喚に失敗したのだとーー!
和泉や咲良の知っている公務員の人は、もっと傲慢だ。
交番のおっちゃんとか間違った道を教えても、絶対に謝らない。公務員のすべてがそうとは思わないけどってレヴィさんとアイリスさんって公務員だったかなぁ。