初めての謁見(咲良の決意の波紋)
文字数 2,197文字
セレスさまが勇者の力が必要と判断したそれを、召喚された勇者自身が真っ向から否定する。
それがいまの咲良にできるせいいっぱいだ。
その前は、ジュリアスさまが王位に?
その時に政策が違うからといきなり梯子を外されるなんていうのは、最悪だ。
だが、セレスさまにまでよくわからない誤解が及んでいるなら、話は別だ。
今まで尊敬していた反動もついて加速度的に減少中だ。
文字数 2,197文字
セレスさまが勇者の力が必要と判断したそれを、召喚された勇者自身が真っ向から否定する。
それがいまの咲良にできるせいいっぱいだ。
その前は、ジュリアスさまが王位に?
その時に政策が違うからといきなり梯子を外されるなんていうのは、最悪だ。
だが、セレスさまにまでよくわからない誤解が及んでいるなら、話は別だ。
今まで尊敬していた反動もついて加速度的に減少中だ。
古泉 咲良(こいずみ さくら)
冷静沈着な純心寺の跡取り
高二。和泉の親友。
純心寺の後継ぎとして育てられたため、多少の術が使える。
しっかり者で、朝に弱い和泉を心配して毎朝迎えにきてくれる。パンケーキと紅茶に目がない。
レヴィ・グレイス
激辛好きな若き王国騎士団団長
王国騎士団団長。アイリスと同期
代々、騎士団団長をだしている名家の産まれ。
前騎士団団長は父であり、行方不明の父と兄の代理として騎士団団長を勤める。立場上、冷静にふるまってはいるが、熱血漢で正義感が強い。王家に対する忠誠心が高い。
アイリス・フォーミュラー
薬学に通じる刻と氷の魔術師
王宮魔術師。レヴィと同期。
王宮魔術師長ルーカスを父にもつ苦労人で少しドジなところはあるが魔力の高さは随一。エリクサーの創始者。かなりの苦さのため理由をつけて飲まない騎士団員や魔術師も多く、心を痛めている。
責任感が強く召喚の位置がずれたことを誰よりも申し訳なく思っている。
相原 チョコ
咲良と猫缶を愛する相原家の猫。
毎朝、和泉を起こすのが日課になってしまっている。
最初は鳴いたり肉球でプニプニしてたけど、和泉が起きないため起こす方法がエスカレートぎみ。
毎朝、優しくなでてくれる咲良が大好き。
案内ねこミュー
咲良に異様になついている。
和泉の枕元にトカゲの死骸など、ナゾのプレゼント畄⌒ヾ(・ω-。)♪をしたりとチョコと行動や性格がかぶっている。
本人(猫?)は絶対に隠したかったため、アイリスとレヴィにムチャクチャな契約をさせていたが、あえなくミュー=チョコだとバレた。
アーノルドのことを恐れている。
セレス・グノーシス 13歳 弟3王女
無事が確認できているグノーシス王家唯一の血筋。
叶わない願いと知りながらもジュリ兄大好きで、コロッと行動を変えてしまうこともあるが、国王達が帰ってきた時のために国を立て直そうと努力するがんばり屋。長く近衛を勤めたレヴィやアイリスの前では、年相応の振る舞いをみせることもあるが、公の場では毅然とした態度をとることが多い。
ルーカス・フォーミュラー
フリルとリボンを愛する凄腕の魔術師
国立魔術研究所所長、グノーシス城宮廷魔術師長
アイリスの父
おもしろいことと恋ばなが大好き。酒が入ると、その傾向はさらに加速する。猫好き。
カイ・ハズウェル
チャラさと真面目さが同居する魔法剣士
口から産まれてきたような性格だが剣の腕は確かで攻撃魔法も回復もこなす。レヴィの兄オスカーと仲がよく、レヴィのことは、からかいがいのある弟のように思っていて、本人は可愛がっているつもりである。
結城 千尋
5年前、不思議な光と共にやってきた凄腕錬金術師
現在は、名前だけ。
サルサの街で千尋のアトリエを経営している。
元々は女子高生だったが、1から錬金術をはじめた。
シフォンと採取に行くこともおおい。