第179話 カエルがぴょん

文字数 320文字

 日常から。
 朝コンポストに生ゴミを入れ、庭を横切っていると…
 家の壁沿いにカエルが跳ねた。
 沼色の、1センチ? ぐらいの小さな。
 玄関の引き戸の横でもピョン。
 ウシガエルかな。
 去年もやたらカエルが。
 このまま大きくなったら、うちカエルだらけになる… 家人が心配していたが。
 杞憂だった。
 ちっちゃいカエルたち、幼少時に家に遊びに来るらしい。
 どこから来るのか… いつのまにかいなくなる。
 目の前が川(ふだんは小川、大雨で増水するとザバンザバンと海みたいな音を立てて荒ぶる)だから、そこで孵って家の庭に来る? それからまた川へ帰ってく?
 しかし何とも可愛いんだよ。きょとんとしてて。
 人間は来ないが、生き物、いろいろ来てくれる。
 嬉しい。
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