第46話 日常から(2)

文字数 869文字

 いっぱい瞑想した! 朝五時に目覚め、外は強風でゴーゴー。
 そのままコーヒー飲みつつ、ここに何か書き… 休み休み、瞑想、瞑想。
 家人が脇腹が痛いというので、整体らしきこともした。モーツァルトのレクイエムを聴きながらだと、時間配分が分かってよろしい。ラクリモサが終われば、あと30分。演奏時間、約1時間なのだ。
 ずっと動かず、ずっと何も考えないようにして「手あて」をするのもキツイが、終わった後の「やり遂げた感」が心地よい。
 午前中、午後と合わせ、過去最高にやったと思う、ひとり瞑想。これからも、できる限りやりたい。

 たぶん、こないだ公園の鉄棒で二人で遊んだ時、痛めたんだろう、脇腹。骨が弱いのだ。何につけても、時間が最高の治療薬だ!
 しかし… 瞑想だブッダだと、エラソーなこと?書いてるが、日常の家の中じゃ、単なるスケベなオッサンなんだ、私は。みだらな行為はしないが、エッチなことばかり言っている。そうして笑い合っていられる間は、しあわせなんだ、たぶん。

 しかし先のことを考えると、不安なものだ! いつかも書いたが、順番として板橋の兄が、そして一緒に今暮らしている彼女が、旅立つという。結局私は独りになる。生まれた時は、父母や祖母もいて、笑って歓迎もされたろうが、死ぬ時はきっと誰もいない。なるべく、穏やかに、苦しまず、死にたいものだ。
 そのための、準備期間だ。一朝一夕に、笑って死ねるようになるものではない。ふだんから、笑って。穏やかに。そのための、訓練?みたいなもんだ。

 地球もちょっと大変そうだから、何かお役に立ちたいものだが… まずは自分、こいつを、だ。自分を律する、これをさしおいて、何をか云わんや。あれこれ言ってるけど。
 セリーヌは「城から城」が面白い。やっぱりこの作家は、今や死語になった「男の中の男」、剛気に溢れた、素晴らしい男だったと思う。
 しかしもう三月も半ばを過ぎ… あっというまに一年、過ぎちまうよ。十年も、二十年も。
 人間の一生は短いよ。もっとも、人間だけかもしれないが。こんな、生に長短のものさし(・・・・)をつけるのは。
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