第155話

文字数 483文字

 本能ってもんがあるからねえ。きみがどんなに論理武装しようが、美辞麗句に着飾ろうが。本能の前には役立たずだよ。無力千万、無意味、all, all nothing!

 だからどうにか、どうにでもできるがね! そいつがなかったら、どうにかなるどころの話じゃない。
 そいつの奴隷になるか、そいつを躾け、従わせるか… これが初めてできる!

 結局自分のもんだいということだね、いつものことに!

 そうさ、ほかに問題の作り手に、誰がなる? きみが身をもって問題とするのは、いつだってきみ自身だ…
 風車を敵と見なすのも、味方とするのも!
 ヒトはみなドンキホーテさ… そうしてまたぞろ戦争さ… 野蛮な本能を掻き立てて!

 制御できないものなのかね?

 その身に備わっているものなんだから、できるよ。ただしないだけ。真ん中に行こうとしないで、「本能だから」で止まっちゃってるんだ。戦争=本能=あきらめ。シンプルで素敵な平行線だね…

 ∞の想像力も机の上で、スマホの上でからっ風。うわっつらを撫でるだけ…

 なんと素敵な時間じゃないか、みんな流れ流されて。掌の上で、ころっころ。

 さて、仕事だ仕事!
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