あとがき

文字数 599文字

この作品を書いている途中、自分は京都の衣笠山に登ってきました。

山道は滑りやすく、こけた。けがはなかった。

衣笠山には巨大な塚があって、神秘的だった(小並感)。

とはいえ、途中すれ違った人が一人だけだったというのが、考えてみれば面白いです。

京都の観光名所は人であふれているのに、ここには2人しかいない。

相手はひょっとしたら妖怪かも、と妄想してみましたが、相手も同じ考えだったら気まずい。

変な話、この場所は観光地として売り出されておらず、誰も来ないのは当然であったり。

しかし、こういう紹介されていない場所に訪れるのが、ある意味真の冒険というものだと思う。

自分が知っているものを、自分が知っているように再確認したところで、何の進歩もない。

当たり前ですねえ。

しかし、当たり前が当たり前にあると人間は安心してしまうのです。

自分の頭の中にある概念が常識だと思い込みたがるのです。

そういう変な先入観さえ持たなければ、自分も出会った一人に対して、普通に接することができたでしょう。

とはいえ、先入観を一切持たないと、和の考え方ですが、悟りきるしかないのです。


と、いう先入観の排除、というコンセプトをもとにヤゴコロジックは制作されているのですが、ただのアウトサイダー芸術にしか見えない。


まあ、そういう作品ですから、瑞生はあらゆる当たり前を失ったから、記憶を失ったのかもしれないです。


うごぉ、話の着地点が見当たらない・・・。

2017/12/03 22:55
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登場人物紹介

小峠瑞生(ことうげ ずいしょう)

自分が何の妖怪なのか思い出せないかばんちゃんポジション。

人間の特性を使って、謎を解決していく。

碧泉(あいぜん)

謎の女。

瑞生が誰なのか知らないけど、その素質を見抜いて利用している。

浮世離れが非常に深刻で、秋元康はAKBのメンバーだといまだに勘違いしている。

ナレーション。

突っ込み不在の世界に救いを。

地の文に革命を巻き起こすべく生み出された新兵器。

基本的に神視点だが、感情が高ぶると特定のキャラに肩入れする。

オールド

謎の女2

かつて日本の首領(ドン)だったが、部下が有能すぎて出番がなかった。

その部下を愛しさゆえに食べたところ、不死身になったと本人は言うが、大抵の人は信じない。

また、本人にグロ耐性がないので、この話題は避けたがる。

厩戸皇子(うまやどのおうじ)

時代と場所、年代によって呼び方が変わるややこしいひと。

オールドの部下、しかもいつも冷静で取り乱さない。できる人に見えるがただのサイコパスかもしれない。

オールドと1500年くらい前に謎の約束を交わしている。

実は1万円札にその顔が採用されたことがあり、俗世の人間は彼の顔を見ただけで興奮してしまう。年もばれる。

寂推カップチーノ(じゃくすいかっぷちーの)

オールドのメイド。手下。

多分1000年くらい存在しているが、明治維新文明開化後、頭の中お花畑な毎日を過ごしている。名前も常に前時代性を排除して新しいものに改名している。

種族は幽霊。

寂織伏美(じゃくおりふしみ)

種族、幽霊寄りだが例にもれずその他。

出身は尾張の国で相手を馬鹿にするとき『たわけ』という。

何百年も前に封印されて以来、目覚めの時を待っているが、現代の進みすぎた文明を前に、目覚めるに目覚められない。

久遠寺ルナ

種族 ある人は人間だと言い、ある人は死者という。ある人はゾンビだというし、ある人は解脱者だという。答えは藪の中。安定のその他。

作者がさぼっているのではなく、そこが話の主題なので安心してほしい。

天寺結姫(あまでら ゆいき)

種族 ネクロマンサー

ルナちゃんをゾンビに変えた張本人。

しかし、悪意があるわけではないようだ。

また、頭が悪く自然に会話していてもボケに回ってしまう。

伊早坂酒々井(いそざか しすい)

瑞生の過去を知る人物。

瑞生の姉を名乗っているし、瑞生の過去の日記をねつ造して瑞生を都合のいい方向にもっていこうとするが、瑞生の理解が早すぎるため、続きの執筆に追い立てられる。

名前はただのペンネームにすぎず、しかも登録されていないため本名はわからない。

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