30.Breaking the rules - ルールは破るためにある
文字数 2,011文字
*こちらは本編『Magnet』のあとがきページです。
本編を読む ⇒『Magnet』30. Breaking the rules - ルールは破るためにある
しかしラムさん、ほんと色々やらかしてますねえ。
んで、今回のタイトルですが、副題は反語のようになってます。
ルールを破っちゃった→ルールなんてもんは破るためにあるんだよ、的な。
使った写真のイメージは、朝食の描写でコーヒーが出てきたからというのもありますが、コーヒーのシミ→ショーンの心の中にあるシミ、的なイメージにも思えたので、これをチョイスしました。
そして今回は、もう少し軽いノリの場面を書くつもりだったんですが、書き進めるうちにショーンさんが何だか昔のこと思い出しちゃったみたいで、気付けばちょっと重い感じになってしまいました。
彼は何ていうか、一見遊び人を気取ってますけど、根はマジメでピュアな青年なんだと思うんですよね。
一体何があって彼をこんなふうにしてしまったのでしょうか。
……っていう部分はもう少し先になるので、すみませんがしばしお待ちを。
ところで、今回はそのショーンさんの部屋の造りの描写がありましたが、キャラを設定していく中で「どんな部屋に住んでるのか」ってところまで作者は頭の中で思い描くものです。
ワタクシが彼の部屋を思い描く上で真っ先に浮かんだ部屋、それが、ドラマ「Sex and the city」に出てくる主人公キャリーの部屋でして。
何であの部屋が浮かんだのかわかんないんだけど、恐らくはあのアパートの外観に使われていた建物がショーンの住むウエストヴィレッジにあったから、ではないかなと。
参考にした部屋の写真やショーンの部屋の説明など☟
コチラ(⁰︻⁰) ☝がそのアパートの外観。ウエストヴィレッジにあります。
ショーンさんちも同じように外に階段があるアパートの設定。
NYのアパートメントはこういう造りが多いみたいですね。
(ラムさんちもミシェ子さんちも同じように外階段がある設定です)
ちょっとあの文章では部屋の中を想像しにくいかな、と思うので、キャリーのアパートの中の画像を貼っておきます。
で、上のキャリーの部屋をショーンの部屋のレイアウトに直したやつがコチラ☟
上の青い寝椅子が消え、大きな茶色のソファーと、あとキッチンにテーブルを描き足してあります。
左下の赤い矢印↑、ここが玄関で、玄関入ってすぐ右にドアがあり、このドアを開けるとバスルームになっています。
そしてバスルームにあるもう一つのドアを開けるとそこがクローゼット☟。
ベッド側から見たキャリーのクローゼットとバスルーム☟
ベッドからキッチン側へ移動①→玄関横のドアからバスルームに移動②→バスルームからもうひとつのドアを開いて③→このクローゼットを抜け④→そしてベッドまでぐるり、と一周した、ということになるわけです。
お解りいただけたでしょうかね。
彼は決してキャリーみたいなファッション・アディクトではないはずだし、こんな大きなクローゼットじゃきっとガラガラだろうなあ、と思ったので、そこらへんラム子さんにツッコミ入れてもらいましたw
ちなみにSATCの主人公4人の部屋の中で私が一番好きなのがこのキャリーの部屋です☟
他の3人と比べて散らかり気味で、意外と男っぽいんだよね、インテリアが。
グリーンの壁もそのままショーンの部屋のイメージです。
ベッドの配置もそのまま。
ショーンの部屋は上の部屋の感じをもう少し男らしく、というか、もう少しインダストリアルな雰囲気足した感じの部屋をイメージしてます。
上↑の部屋に下↓の雰囲気足した感じと思ってくだされば。
余計わかりにくいかな笑
ただ、キャリーのアパートのキッチンは古臭い感じというか、
実家のオカンの台所、って雰囲気なんですよね笑 ☟
ショーンも賃貸だろうし、渋々このキッチンを使ってるのかなとも思いますが、
出来ればこんな感じにリフォームしていて欲しい笑☟
まあこんなふうにリフォームしてるキッチンってことにしといてください☟
こんなふうにイメージに合う画像を探す旅に出るのが本当に楽しくて、ついつい時間を忘れてしまうんですよね。
この先ショーンさんのアパートが出てくることが増えてくるかと思うので、部屋の描写が出てきた時には先ほどの部屋のイラスト画像を参考にしてもらえれば、と思います。
さてさて、このお話でチャプター3:第3章もおしまい。
次回はいつものように、章の終わりの「後日談」ということになります。
色んなことがあった彼らの土曜日でしたが、ラムカさん&ショーンさんに続き、翌日の日曜日のアレコレを次回覗き見 |д゚)してみたいと思います。
あ、曲はどうしようかな。
朝の情景だったので、何となくだけどこれにしとこうかな。
Norah Jones / Sunrise