29.I'm a fool to want you - 恋は愚かと言うけれど
文字数 1,157文字
*こちらは本編『Magnet』のあとがきページです。
本編を読む ⇒『Magnet』29. I'm a fool to want you - 恋は愚かと言うけれど
今回のタイトルは作中に出てきたビリー・ホリデイの曲からそのままお借りしていて、更に「恋は愚かと言うけれど」という邦題をそのまま副題にさせてもらいました。これは後半のべチ子さんとミシェ子さん2人にも言えるタイトルかなあとも思って。
そして用語解説にも書きましたが、ビリー・ホリデイという人はかなり波乱万丈で壮絶な人生を歩んだ人として知られているのですが、「ろくでなし」の男とばかり付き合ってしまう女性でもあったようです。
べチ子さんによると、どうやらミシェ子さんも若干そういう傾向があるらしいので、ビリー・ホリデイにちなんだ、なかなかピッタリのタイトルになったんではないかいな。
今のところミゲル兄さんは怪しい雰囲気プンプンなんで、またべチ子さんから怒られてしまうのではないかいな、と心配もしてるんですがね笑
ところでそのミシェ子さんですが、なかなか衝撃的な体験をお持ちのようです。
このベティの部屋での二人の会話の部分はだいぶ前、そうだなあ、もう6年くらい前に執筆済みの場面でして、どうやって繋げようか悩みの種だったんですが、今回上手く繋げることが出来たようで、作者もホッとひと安心。
ようやく新しい恋のことをベティに告げることも出来たしね。
べチ子さんも気持ちの整理をつけることが出来たみたいで良かった良かった。
あとはポール君の気持ちに気付いて受け入れてくれたら作者としては御の字なんだけど、そう上手くは問屋が卸さないかもしれませんね。
しかし書いてていつも思うことですが、作者が自分で言うのも何ですけど、ミシェルとベティのケミストリー(相性の良さ)、マジで凄い!ってビックリしてます。
この二人の会話のシーンは本当に書いてて楽しいし、作者が思いもよらない展開になるというか、まさに「字書きの神様が降りてきた」状態になることがしょっちゅう。
ある意味、この物語の中で一番お似合いのカップルなのかもしれません。
恋人にはなれないけど、2人は間違いなくソウルメイト(魂の友)だと言えるでしょう。
今日の曲はもちろん、今回のタイトルにもなったビリー・ホリデイの曲で。
Billie Holiday / I'm A Fool to Want You
あとミシェルのセリフ、「
コチラはSoul Musicになりますが、私の大大大好きな1曲でもあります。
Nancy Wilson / I'm in Love
大好きなラブソングを聴いてあれこれ浮かぶ妄想を、今後も抽出して文章にしていけたらいいなあ。
うーん、頑張ろっと。