42.Hello,Goodbye - こんにちは、さようなら

文字数 1,075文字

*こちらは本編『Magnet』のあとがきページです。

本編を読む ⇒『Magnet』42.  Hello , Goodbye - こんにちは、さようなら




まずは冒頭をお読みになって、前回の41話のラムカさんの話の対になる描写だとお気付きになれましたでしょうか。

前回ラム子さんがパントリー(食品庫)の中でベチ子さんと電話で話していた部分、あの会話のベチ子さん目線が今回の42話、という訳ですな。

そしてお向かいのカフェにマグカップを返しに行く部分は、ポール君目線の描写にも一瞬出てまいりました。

そしてこの42話のベチ子さんは、同じような仕掛けで、次話の43話にもとある部分がちょろっと出てくる予定です。

視点の移動、って言うんでしたっけ? よーわからんけど。

こういうの好きなんですよね。書いててすごく楽しいです。


しかしラム子さんもベチ子さんも、何かっちゅーと「緊急事態発生!」って大騒ぎしててウケる笑

もちろんこれは作者が面白がって書いております。内輪ネタいうやっちゃね。



そして後半部分はポール君とジェニーちゃんの修羅場第2弾(笑

実は今回、ジェニーちゃんにはもっと暴れてもらおうと当初は考えてました。

映画「ベティ・ブルー」のヒロインのような、周り巻き込んではた迷惑な感じの。

でもジェニーちゃんが嫌だって言うんです。もうポール君にこれ以上嫌われたくないって泣くんです。

なので、彼女の意志を汲んで、ちゃんとお別れをさせてあげることにしました。

彼女は苦手なタイプの女の子として描いてきましたけど、本来はそんなに悪い子ではないと思うんです。ただまだ若いし恋愛の経験値も少ないし、子供だった。

自分本位な恋愛は続かないよ、ってことを今回お勉強したんじゃないかな。

きっとそのうちお似合いの彼が見つかると思うので、心機一転、頑張ってもらいたいな。



でもさポール君、これで心おきなくベチ子さんに突進出来るって思ったのに、チミの知らぬところで思わぬライバル出現!

ほんとゴメンねえー( ̄▽ ̄)うけけ ← 鬼だ、アンタ鬼だよ



しかしジェニたんには本当にかわいそうなことをしてしまいました。

お詫びにもなりませんけども、アタクシのとっておきの失恋Songを贈ります。

ああいや、アタクシの大好きなとっておきね←アンタが歌ってるわけじゃない


JODY WATLEY / I care for you

実際これはJody姐さんが離婚を経験して作った歌だったよなあ。

ジェニたん、ポール君以上のいい男見つけなよ~! 応援してっからさ!


ってことで、二人のお嬢さんの「こんにちは」と「さようなら」なお話でした。


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