第21話 旅先で、
文字数 232文字
旅先で、
友人がとあるホテルに宿泊した時の事。
ふと気になって、飾ってある絵の裏側を確認したのだそうだ。
むろん御札が貼ってあるはずもなく、
そうだよなぁ、そんな都市伝説みたいなことあるわけないよな、と、そのまま寝た。
当然、夜も何も無く静かで、目覚めも良かった。
次の日、朝の支度をしていて、ペットボトルのキャップを落とし、机の下を探していた時に、机の天板の下にお札が貼ってあるのに気が付いた。
夜に何にも無かったのは、御札の効果だったのかねぇ、と彼は言った。
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