第24話:木村さんが村井産業に参加希望

文字数 1,565文字

 なんだ、みんな、同業者だったのかと言うと、安心した様な顔になった。しかし、太陽光発電を始めると言っても金がかかるでしょうと話した。資本金は、どの位と、木村さんが、村井に聞くので3億円と答えた。既に2億円、近くは、使いましたがと言った。最大、どの位まで、資産をつぎ込めるのかと聞かれ、10億円と言うと驚いた。

 金の出どころはと、聞かれ内緒と言いたい所ですが、木村さんだけに教えますと言い、株の儲けですと答えた。すると、NTTドコモ、ソニー、ソフトバンク、ヤフー、光通信のどれかと、聞くので、良くご存じですねと話すと、木村さんが、私も退職前、金を作ろうと投資したと打ち明けた。最初は、NECで、次に、ソニーで、少額だが、順調に稼いだ。

 2000年の頃、資産が1億円を超えたので、調子の乗ってソフトバンクで1回目は、成功したのですが2回目で大損を食らって1億円が半分以下になってしまったと打ち明けた。村井は、ヤフーの公開時に新規公開株を購入し、大きく儲け2001年、下げた所を再度購入して、さらに資産を増やし、私と、ここの息子の孝一で資産を作ったと話した。

 その後は、株の話をして歌を歌って盛り上がり23時過ぎに解散して帰宅した。そして、1週間後、2009年10月20日、先週、お会いした木村さんが、村井の所に電話をして、私も君たちの仲間に入れてくれないかと言った。先日お会いして、私の中の技術者魂に火が着きましたと語った。えー結構です、大歓迎しますと言った。

 しかし、給料は、安いですよと言うと、そんな事より、また、何か夢を追いたくなりましたと話すので、大歓迎ですと答えた。木村さんの都合の良い時に、横須賀の追浜工場の南のリサイクルセンターの南にできた新しい村井産業の工場で、待ってますと話した。すると、近日中に、電話して、お邪魔しますと言った。

 その後、11月5日、伺っても良いですかと木村さんから。村井に電話が入り、了解した。この頃、Z社では、新型風力発電装置を更に20台と太陽光パネル200W単結晶ソーラーパネル100枚の横須賀の施設で試運転しようと考えていた。一つの柱が、Z社の中型風力発電機1つと200W単結晶ソーラーパネル2枚、50柱、建てようというものだった。

 その費用が、2億円で、Z社と村井産業の折半の投資と考えていた。工事の着工が、2010年初旬と決まり、その準備に追われていると時だった。もちろん写真撮影禁止として、工場入り口で携帯電話を預かる事にしていた。そして山下さんが、開発途中のコンテナ式の大型蓄電装置を2基、設置する予定をしていた。

 その後、2009年12月5日、木村さんが、訪問し、入り口の守衛室で、携帯とカメラは、企業秘密保持のため預かりますと書いた看板を見て携帯電話を提出。Z社の中型風力発電機1つと200W単結晶ソーラーパネル2枚が同じ柱に取り付けている所を見て、すごいとうなった。忙しそうに、Z社の社員5人とSM電工の社員が5人で動き回っていた。

 その他、200W単結晶ソーラーパネルを載せる受け代づくりを大急ぎで、手際よく、次々とこなしてた。やがて2010年となった。1月10日、木村さんが工場を訪問し、すごい設備になりますねと言うので、完成が待ち遠しいと村井がつげた。いつごろ完成予定と聞かれて来年2010年12月までには集電作業と蓄電作業を含め全行程を完成させたいと言った。

 並行して業者に倉庫を作ってもらっている最中。次々と鉄塔が完成し2月中には、全ての鉄塔が完成。2月から1つ20kgのプロペラがトラックで1週間で100個届いた。高さ3メートルと5メートルの鉄塔に電線付きのプロペラが設置された。鉄塔が完成したら、その下に200W単結晶ソーラーパネル2枚が同じ柱に取り付けられた。
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