12月24日 クリスマスイブ当日

文字数 1,650文字

あれは、秋の風が吹き始めて間もない10月の出来事だった
作者は働いて手に入れた金を握りしめて、あれやこれや物欲をまき散らしていた
うは、これだけ金あったら毎月クリスマスじゃーん!
と思ったのもつかの間、3か月後にはほしいものが無くなって以下のような考えが脳をよぎり始める
「なんか金で買える物って微妙じゃね? これじゃ働かないで毎日のんびりしてたほうが楽だよ」
まあ、そういう前置きはいいとして、この世界には神様も仏様も、当然サンタクロースも存在しない

じゃあ、自力で今を楽しんだら最高じゃないか

そう思ってこの記事を書いている

ふぅははははは!

あれだよ、世の中に俺をお祝いしてくれる人はいないわけだけどね、自力でお祝いすりゃええねん

これが強さのニヒリズム、ニーチェが提唱した能動的に価値を生み出してゆく超人……

これ、ドン・キホーテで2000円くらい出せば余裕で買えるからね?

超人的なことやってるけどそこまで凄くないよ?

まあ、10代の段階で遊戯王のストラクチャーデッキ1000円を必ず3箱買っていた人間からしてみたら微々たる額でしかないな
超人いええええええい!
注釈 超人とは?

フリードリヒ・ニーチェという哲学者が提唱した概念

世間の意見に流されず、強い自己を持ち、自らの価値を自ら作り出せる存在のこと

世間で絶対的な価値が失われると生じうるものとされている

悪く言えばただの自己中心的な人、空気を読めない人、アスペ

対義語に末人がある

そんなわけで、孤独にクリスマスを楽しんでいこう
そして24日朝、4時25分ごろ目を覚ます

異様に早いが、寒くて目が覚めた

そして午後1時

初手の昼飯が以下の通り

画像横になってる

どうやら仕様らしい

これからはスマホを横にして撮影しよう

近所のコンビニで飯を食おうとしたらこんなのしかなかった

まあ、ケーキなんて売っていなかったよ

クリスマスお祝いしてる場合じゃないんだろうね

コンビニのサンドイッチうまかった
牛丼屋でガッツリ食うことも可能だが、デブることを恐れてこんな決断で昼飯終了
続いて豪遊先の宿に着いた
コンクリートの塊だ

無難で映えるデザインを目指した結果、めちゃ無難になってる

東雲蓮みたい

まああと、ナイトプール要素、リア充の極み

12月に入ったら死ゾ

続いてクリスマスケーキ
お分かりいただけるだろうか?

なんかでかいイチゴが乗っているが

横から見たら薄い

この圧倒的バーチャルリアリティ感

こんな砂糖の塊より、肉の方が信頼できる

常識だな

まあ、それから30代一歩手前のせいか、ケーキを食うと胃が死ぬようになった

食後の苦しみが地獄

死にはしないが、少なくとも生きているとは言い難い

クリスマスプレゼントに貰ったおもちゃは1ヶ月とたたず飽きると言うトラウマさえも脳裏に蘇り始めた
これが29歳無職負け組ニートの末路か

まあ、金で買えるもんは大抵微妙だし、飯に課金しておくぐらいがちょうどいいぜ

あと、クリスマスに豪遊してるくらいだからカップルに遭遇しまくるよ?

でもね、それと同じくらい友達同士とか年老いたカップル同士とかがすごい多い

自分が一人で暴れ回る以前に、人々のクリスマスイブの過ごし方は多様化してるんだな

謎のマーケティング視点だが、多くの人が一つのイベントに集中しないで、多種多様にばらけているんだなあ、と言うのが今日街に行って飯を漁りに行って贅沢をした結果わかったことだよ
効率よくイベントを起こして稼げない、制作者にとっては都合の悪い状態だなあ、と本当に思った
多種多様な楽しみ方、多種多様な生き方が可能になれば、効率よく一つの作品で人々を集客できない
世の中がどのくらい多種多様なのかは目で確かめないと見えてこない

自分は確かめましたよ?

異常者の極みみたいなトークを今回は投稿しましたが、書を捨てて街へ出た結果のトークです
ネットで恋人いないとか呟いてないで、みなさんもそれぞれの楽しみ方を追求すればいいと思います
それじゃあ今夜はこの辺で

さようならー

とは言うものの、明後日からの忘年会ラッシュがやばいことは間違いないとだけ言い添える
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