2023年1月

文字数 2,682文字

やあ、お久しぶりです、みな様

始めましての方は初めまして、秋照と言うものです

社会の底辺をやっております

昔は音楽ショップで本人の意思に反する労働及び会社関係の犯罪をやって、めでたく生活保護で暮らすようになった精神障がい者手帳2級所持の人間です


現在はB型事業所と言うところで毎月15400円の工賃と引き換えにイラストの勉強をしているらしいです

ここまで聞くと、何だこいつ、気持ち悪いな、と思われる方が大半なのは承知の上ですが、筆者の壮絶な人生を振り返ると、現在もなお右肩上がりの人生を送っております


いやー、食べ物がなくて水道水を飲んで飢えを凌いでいた時期がありましたからね

まあ、そのころに比べれば体力は失ったもののまだまだ元気でやれています

そう言えばだけど、この外道日記を書き続けることの意義なのだけれど、最近は秋照本人がyoutubeで娯楽を浴びるだけ浴びているという状態だからね

B型事業所はカレンダー通り通ってるけど、一般的な人よりは時間が余っている

そういうわけだから、雑記みたいな日記みたいな内容を記載していくことにしようと思ってね

ほう、そこの君は勘がいいな

エセーと言う書物を知っている人はこの文章が小説や娯楽ではなく随筆であると見抜いてくるだろうね

まあ、平安時代もそんな感じの日記が流行ってたしな、自分も娯楽作品は娯楽作品でB型事業所でプロジェクトを任せられて制作している身なので、ここで公開するわけにはいかない


だから、ここでは他愛のないエッセイを書こうと思いいたったのだ

で、まず最初の話題だが、そうだなあ、個性と言う邪悪な概念を説明していこうか
秋照が子供の時はゆとり教育と呼ばれる本人の個性を最大限に発揮させる自由奔放な教育方針で学校教育を受けました

が、個性豊かになったのはテレビの向こうのアニメの女の子ばかりで、現実にいる俺たちは全然個性的にはならない

それどころか個性的すぎて問題を起こす固体も大量に発生する始末

もうね、わけがわからないと

まあ、どちらかと言えば秋照は個性的な人間なのですが、それ故に最終学歴は常識人として生きるための作法を学ぶ学校だったりします

まあ、そんなわけで、自分自身が個性的ではないと考えている人は一旦、ここで目を止めてください

ここから先は個性的な人たちのみ閲覧を許可します

CM入りまーす
さて、自分自身が普通の人間であると自負している人がここから先を閲覧すると言うことは、筆者自らが閲覧を禁じた内容になっております

読むにあたっては、厳粛な気持ちで盗み見していただければと思います

最近、筆者が通院している精神科では、普通という言葉を極力使用しないようにしています

何故でしょう?

これは多様性を重視した結果なのでしょうか?

そうだね、最近は多様性を尊重しようという考え方がとても強力です

それ故に普通と言う日本語を使用することは、様々な当事者たちを隅に追いやってしまう危険性を孕んでいます

が、あえて言いたい

普通と言う概念はこの世界に確実に存在している

そうでなければ、あの無難なユニクロや無印良品が異様に高価な値段で店頭に並んでいるはずがない

今や普通と言う概念を身にまとうなら、それなりのステータスが必要な時代になりました

埼玉県在住のサラリーマンが、現実世界の後退と同時にあこがれの対象になるのと同じように、私たちも気軽にユニクロへ行けるくらい豊かな暮らしを送ったほうがいいんだよねー、みたいな話になっちゃうのかな?

まあ、秋照はユニクロ以外着ないけどね

10年間同じ服装、全身真っ黒でスティーブジョブススタイルを貫いている

実のところ生活保護に転落しようが有能な人間は節約をすることができるので、保護費の範囲内で最低限文化的な暮らしは営めてしまうのだ

最近は遊戯王マスターデュエルと言う無料のギャンブルもあるし、聞いた話によるとネットで麻雀ができるそうじゃないか

娯楽には事欠かない最高の時代

今の暮らしが貧しくて仕方がないと思っている人は、そうだなあ、ミニマリストシブという人の出している本を何冊か読めば楽な暮らしができるようになるだろう、とは言ってみる

まあ、とはいえね、生活保護に転落たところで健康を取り戻せば仕事に戻る日も視野に入る

大半の生活保護受給者は健康を損なっている普通ではない人たち

今日はそういう人たちは個性的か否かと言う話をしてお茶を濁そうと思う

俺たちは個性個性と言われて育ったが、社会にとって役に立つ個性は褒めたたえられ、働くうえで役に立たない個性は障害だの言われて今に至る

しかも社会全体が貧しくなってきているから、いわゆる普通を保つのも難しくなってきた

だから、元から個性的だったマイノリティーはより苦しい思いをしているというわけです

秋照の見解だと、マイノリティーを守っていくためには一定以上の豊かさが必要であると考えています

最近はAV新法など規制が強化され、社会的に認められているマイノリティー以外は規制の対象になり、世間から非難を浴びることも度々あります

そうです、社会が豊かでなければ普通ではない人たちは暮らしていけないのです

衣食住足りて礼節を知るように、豊かな国の住人でなければ他者に対して寛容になれない
だから、貧しいから最低限の暮らしをしようとか、貧乏でも耐え忍んで生きていこうとか考えてしまうと、他者に対して寛容性のない残念な人間になってしまうのです
現状の社会で豊かさを目指すのは不可能に近いですが、諦めた段階で他者への寛容さは終わる

だから、秋照としては不可能ともいえる豊かさを追求する人間であり続けなければならない


まあ、一部には豊かさを失っても寛容さを失わない人はいますよ

ただ、そういう人は聖人と呼ばれる一部の人間

秋照も食べる物に困っていた時は攻撃的になっていましたしね

世間ではSDGSという標語の元、これ以上の豊かさは必要ないと叫び始めるヨーロッパの学生たちが報道されていますが、このトークノベルを読んでいるあなたはもっともっと豊かになることができる

マイノリティーとしてこの世に生を受けたからには、豊かであることを目指さざるを得ない

何故なら、豊かさを実現できなくなった段階で、皆の寛容さが失われて、マイノリティーが攻撃の対象になるからだ
それなので、この現代の開拓地からは、皆が豊かに暮らすための情報を発信していこうと思う

幸いなことに秋照は生活保護受給者でありながら、そこそこ豊かな状態で暮らすことに成功している

心の余裕がたっぷりあるので、いろいろと安心してほしい

と、いうわけで、現代の開拓地から1月号はここまで

2月号をお楽しみに

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