mika (ID:mikafone)

作品数23
総合評価数1,335
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作者ブックマーク

ファンレター

  • 著者は岩手県盛岡市出身!

    mika さん。絶妙の紹介文です。早速、「読みたい本」に追加させていただきました。いくつかの重要なテーマが入っており、しかもミステリー仕立てのようで興味が湧きます。 著者の五十嵐律人さんの事は、恥ずかしながら知りませんでしたが、岩手県盛岡市出身ということで、私も盛岡市出身ですので誇りに思います。出身大学も東北大学とのことで、学部は違いますが、私も同大学を卒業しておりますので、五十嵐さんの小説を読むと、盛岡や仙台のことがでてこないかなあ、などど期待したくなります。五十嵐さんの他の作品にも注目 ... 続きを見る

  • 「生まれて八日目の割礼」は児童虐待なの? アーミッシュやモルモン教は幼児洗礼を否定 092521

    今回は割礼に関する話を特に興味深く拝読させていただきました。mika さんも他の方のファンレターの返事で書かれていましたが、割礼を医学的見地からプラスであるとするデータは、私が専門とするウイルス学でございます。HIV(エイズを起こすウイルス)やHPV(ヒトパピローマウイルス、子宮頸がん、男性器の癌などを起こす)では割礼により、これらのウイルスによって引き起こされる病気が割礼を受けた男性で低い報告されています。また、子宮頸がんはHPVの感染によっておこりますが、男性の割礼は女性の子宮頸癌のリスクを ... 続きを見る

  • 日本での割礼

    ファンレターで失礼します。 割礼が話題になっているので、ちょっとコメントさせていただきます。 すでに調べられているかもしれませんが、日本小児外科学会のHPに「包茎」の手術適応が載っています。その中に、「宗教上の理由」がしっかり入っています。もっとも宗教上の理由も、そもそもはそれ以外の(医学的・衛生的な)利点を重視していたからこそ導入された可能性はあるかなあ、と愚考しています。 実際、近年は外国人の日本在住者が、医療として包茎手術=割礼を子どもにうけさせているケースは多いです。人権的には ... 続きを見る

  • 今回は

    今回は特に重く、いろいろ考えさせられました。男子の割礼って日本ではあまり話題になりませんが、医学的にはどうなんでしょう? メリットよりもデメリットが大きいとされるからこそ、「傷害」と判断されるわけですよね? ……今、試しに「割礼」で検索してみたら、「割礼やってます」というクリニックの宣伝が入るようになってビックリ(笑)!! 日本にもあるんですね。 親の宗教を引き継ぐかどうかの問題も、難しいなと感じます。憲法で宗教の自由が保障されているぐらいだし、個人が好きにして良いと言いたいところですが ... 続きを見る

  • 悩むサライ/ハガルの逃亡と出産まで

    またまたド素人の感想です。(^_^;) 神様はたくさんの約束をしてくれるけど、それが叶う気配がしないな、とうっすら思って読んでいました。その間に人間は迷い、神との約束を疑い、つい「姑息な知恵」を使ってしまう。まるで試されているみたいだと。でも読み進めるうちに、神(聖書)の時間感覚を、私達の時間感覚に置き換えてはならない? 神の約束というものは、もっと悠久なもの……。 返信欄も読ませていただいて、「弥勒菩薩の約束」! 56億年後に救いのために弥勒菩薩が来臨する「約束」については、私も頭の ... 続きを見る

  • なるほど

    mikaさん、こんにちは。 以前の作品ですが読ませていただきました。 やはり書評の考察には深みが必要で、その深みは文章に滲み出るのだなあ、と思いました。 失礼ながら、ファンレターとその返信まで読ませていただきましたが、その背景をも知ることができ、ますます感銘を受けました。 実際大学等で勉強しても深みが出ない人というのは、自分も含め大勢いるもので、 やはり講義も本もきっかけに過ぎず、自分で本気で考えることが必要なのだと再認識させていただきました。 有り難うございました。

  • ロシアの匂い

    すごい、プンプンします、サモワール、大好きです。 「一杯の紅茶のためなら」、どこかで聞いた、懐かしさがありました。 そうそう、ドストエフスキー! カラマーゾフ的なものも、mikaさんのこの作品から感じました。 すごいですね、この雰囲気の醸し出し… 淋し気な街で、充実した(?)生活空間、セピア色した一場面を見た思いがしました。 ドストエフスキー、今も生きていますね。 どうもありがとうございました。

  • 「創世記」 神の約束 400年後に成就!

    今回も楽しく読ませていただきました。特に興味深かったのは、創世記15:13-14で「400年後に奴隷から脱出」と出エジプト記までの伏線が張られているという点です。早速、出エジプト記12:40を参照しましたが、「エジプトに430年いた」と書かれてあるのを確認いたしました。しかし、400年後に成就する約束というのは、神の側の世界・歴史感の長さには驚きです。これは神のプランのようなものが、ひとりの人間の生きている間というものをはるかに超えていることの現れなのかもしれません。ここで私が思い出しますのは、 ... 続きを見る

  • 神様が聞き入れてくれる!

    アラブ諸国やトルコなどで、何人もの「イスマーイール」君と会いました! なぜかこの名前の人はイケメン君ばかりでした(笑)。神様が聞き入れてくれるという、希望に満ちた名だったんですね。 この部分だけ読むと、どうしても女奴隷のハガルに同情したくなってしまいます。奴隷という人格を否定された立場の辛さは言うまでもないですが、サライも(悲しい事情があったとはいえ)もう少し彼女に優しくできなかったでしょうか。今の価値観でこの時代のことを断罪はできませんし、こういう風習は至る所にあったと思いますが、やっぱり代 ... 続きを見る

  • 「創世記」 ソドムの王との会見/メルキゼデクの祝福 メルキゼデクとモルモン教 映画「バベル」

    今回は、とくにメルキゼデクの記述が興味深かったです。メルキゼデクは、一般のキリスト教徒にはなじみのない名前かもしれませんが、私は以前、モルモン教の総本山のある米国ユタ州に住んでおりましたので、モルモン信徒の友人からはよく聞かされた名前でありました。モルモン教はキリスト教の比較的新しい分派ですが、彼らは「神権」といって男性だけに、洗礼を与える権限ですとか、教会の要職につける権利を与えています。モルモンの神権にはメルキゼデク神権(大神権)とアロン神権(小神権)があり、それぞれの権限は彼らがモルモン書 ... 続きを見る

  • 「創世記」 ソドムの王との会見

    「「創世記」 ソドムの王との会見」まで読みました。こうして見ていくと、『聖書』っていうのは、すごい戦いの記録でもあるんですね! 地縁や血縁を捨て、同じ神を信じる人とともに旅立ったアブラム、その後は、冒険と戦いの連続という感じで、物語としてもすごく面白かったです。いくらわが身を守るためとは言え、妻のサライを、ある意味「売ってしまう」というのはびっくりですが、でも、逆に神が「どんな人を救うか」がわかって感動的です。しかも、サライが子供を産めない女性だったというところが、特に印象的でした。そういうサ ... 続きを見る

  • ロトの救出

    西洋絵画でよく見るシーンはこれだったのか、という感覚で読ませて頂きました。 ロトはおじのアブラムにお世話になったにも関わらず、自分が先に豊かな緑の大地を取ってしまった。アブラムはそれでも彼を許し、窮地に陥った時に助けに行ってあげた……という解釈でよろしいでしょうか^^? あと気づいたのは、私が「古代バビロニアの史実」だと思っていた古代の王権の話(歴史本のほか、博物館の資料解説などに載っていたもの)は、どうも旧約聖書をもとにして書かれたものだったらしいということ! もちろん考古学調査なども加味 ... 続きを見る

  • 「創世記」 テラの系図 「バベルの塔」はいつの時代か?

    今回も楽しく勉強させていただきました。創世記12:7でエジプトのファラオと宮廷の人々が「恐ろしい病気」が神によってかかりますが、この病気とは何かについて、興味がありましたので、少し調べてみたのですが、情報はありませんでした。ただ、「出エジプト記」の”エジプトの十の災厄”の前触れ foretoken と解説してあるものがあり、なるほどと思いました。聖書のひとつの魅力として、聖書の異なる箇所に関連した記述があったりすることですが、mikaさんのバイブルスタディを読ませていただいた、聖書のいろいろな箇 ... 続きを見る

  • エジプトへ行く

    こんばんは。聖書の解説、興味深く読ませていただいております。 結婚と同時に兄妹の契約を結ぶというお話に関心をもち、レターを書かせていただきました。 パートナーをどう見るか、であったり神を信じるか、という議論ももちろんなのですが、 自分としては、人間関係は契約である、と当時既に看破されていた、と読みました。 二重の関係は曖昧にも思えますが、しっかり契約することでその両義性はどちらも正当化され、公開できる。 西欧や中東における、契約に対する姿勢の根本をみたように感じました。 聖書 ... 続きを見る

  • アブラハム

    アブラハムに至って、ようやく主人公が登場したという感じ! いっぱい祝福されてますもんね(笑)。 それにしてもテラの205年という人生の長さは、どう考えればいいのでしょう? 一人の人間ではなく、ある一族を表しているとか? 一つ一つのエピソードが壮大で、ビックリします。 アブラハムのエジプト行きは、危険な賭けを伴っていたのかもしれませんね。最初から殺される覚悟でこの国に入った、という風に読めます。食糧難という事情はあるにせよ、そんな所にわざわざ行く必要があったのでしょうか。お陰で可哀想な目にあ ... 続きを見る

  • アブラハムの物語

    「主なる神は、虐げられた者たちの守り手」、アブラハムのエピソードから導き出される神の教えが染みわたるようでした。そしてmikaさんが多方面に渡る厚みのある知識の中から、コンパクトで響く言葉をピタピタと布石のように配置してくれるので、負担無く読み進められます。そしてその言葉は凝縮されているので宝石のよう……。 バカみたいな感想なのですが、「205年の生涯を終えて~」とかすべてが壮大で、読んでいると脳のバックヤードがザワつく感じで刺激的なんですよね。また一番最初の『創世記に挑戦しよう!』を読み返し ... 続きを見る

  • 「創世記」バベルの塔 “不条理”と旧約聖書

    今回も、①歴史的な創世記・旧約聖書の成り立ちと、②物語から読み取るメッセージが、両者ともに書かれており、読者としては頭が整理される内容です(①と②を一緒にしてしまっている科学的でない論調が多いだけに)。①では、旧約聖書が「エジプト脱出からバビロン捕囚まで、各時代のさまざまな文書が、エズラによって、紀元前4世紀から5世紀に集大成されたという説」という点が興味深かったです。他の世界の大思想(孔子、老子とか)と近い時期なんですね。 mikaさんの「『旧約聖書』を無視して、「キリスト教は新約だけで ... 続きを見る

  • バベルの塔と『創世記』の元ネタ

    今回も面白かったです! 「バベルの塔」については、人間が天に届く建物を造ろうとしたこと自体が悪かったのかと思っていました。そうではなくて、その目的が自分たちの名を高めることにあった点こそ、間違いだったのですね!しかもその背景には古代建築技術の向上があったというお話は、とても興味深かったです^^ 『創世記』については、この物語がどこから来たのか、というのがとても重要なんですね。たとえ物語的には似たところがあっても、『ギルガメシュ叙事詩』『アトラ・ハシース叙事詩』と、『創世記』では「神の描き方が ... 続きを見る

  • 古代の巨大建築

    昔、ウルのスタンダードを見た時のことを思い出しました。古代の戦争を描いた壁画は、虐げられた人々の悲鳴まで聞こえるような迫力でした。あのような蹂躙の結果、遠いバビロンまで連れて行かれたイスラエルの人々は、どれほどの辛酸をなめたことでしょうか。 その先でジッグラトのような巨大建造物を見たら。悪の殿堂に見えて当然、という気もします。威圧的な塔の存在は、高い建築技術へのあこがれよりも、人心の離反と分散を招くのかな……という気がしました。 古代バビロニアの創造神話。物語のモチーフだけ見れば、旧約聖 ... 続きを見る

  • 初めまして

    mikafone先生のこのチャットノベル、楽しく読ませて頂いています。 ユダヤ民話は見たことがないので、イスラエルの人々の解釈も知れて興味深いです。 旧約聖書は難しいのに解りやすく解説されていますね。 且つ、今まで知らなかった知識もあったので、勉強になります。 先生の執筆こそがある種の啓蒙活動と言うのかな、としみじみ感じました。 これからも楽しく読まさせて頂きます。 先生のご健康が保たれて執筆が進むことを祈念しております。ご無理のない様に。