第5話 リストバンドというもの

文字数 1,067文字

 1年前から、週に2、3回くらいの頻度でランニングをしている。
 もちろん仕事がある日は走れなかったから、休日とか祝日は朝早くに走って、それから用事に向かうとか、ぐだぐだ家で映画とか動画を観て過ごすとかしていた。

 距離はおおよそ10kmくらいで、涼しい季節は1時間、暑い季節は1時間20分くらいのペースで走る。ゆったりペースで、小説のアイデアを考えているうちにいつの間にか家に戻っているような感じ。いつも同じ経路を辿(たど)るので、景色はもう見飽きてしまった。

 暑い季節だと、30分くらい走ったところで汗が噴き出してくる。
 頭から流れてくる汗が曲者(くせもの)で、目に入るとメチャクチャ痛い。タオルを首に掛けて走るのは邪魔くさいし、シャツで拭くとすぐにベトベトになって次の汗軍団を止められない。

 旅行用の長袖の服とスニーカーを買うためにワークマンプラスへ立ち寄った時、200円弱でリストバンドが売っていた。値段の割に長めのサイズでしっかりしたタオル生地みたいだったから即買い。

 いざランニングのお供にと、腕に着けて走ってみた。
 なぜ今まで着けていなかったのだろうと後悔するほど、しっかりと汗を拭けるし、その抜群の吸水力に感動した。もう走ってる間に汗が目に入ることはなくなった。

 リストバンドは今年一番の良い買い物となった。もうひとつ買って両腕に着けたいくらいだ。ちなみにその時に買ったのは、長袖のフルジップシャツと軽量のPBシューズで、全部合わせても3000円弱。安い。

 なぜランニングをしているか。走っていると頭が暇になって、考え事がしやすいから。家にいるとどうしても動画を観たり動画を観たりして、動画を観てしまうのです。
 平日でも休日でも、朝から晩まで色んな人たちがライブ配信をしているから、ついついザッピングして時間を潰してしまう。仕事の合間の休日ならばそれも休養としては()いんだろうけど、今は毎日がお休み状態だから、もっと自分を高めるための有意義な時間を過ごせるはず。

 そんなわけでランニング後、試しに3時間くらい小説を書いてみた。
 最初は集中して書けるのに、1時間ほど経つともう他のことに気を取られてしまう。やっぱり僕は夜中にしか小説を書けないんだなぁと悟る。眠くなる頃に文章が降ってきて、あと書けるとしたら寝起きの1時間くらいかな。
 結局、仕事をしていてもしていなくても、小説を昼間に書くことは出来ないようだ。ならその時間帯は映画を観たり、小説を読んだりしてインプットの時間にしよう。

 まさに雑文でした。次回からは、また旅行の話になる予定です。
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