その25 殿下昇天

文字数 635文字


◆◆◆オフィーリア・ノート (15)◆◆◆

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ハムレット絶命のシーンも原作とはぜんぜん違っちゃったね。
面目ない。原作だと、レアティーズの毒剣がかすって、その毒が全身にゆっくり回って、、、という展開なんだけど、毒剣なしになっちゃったから本当困った。
よく脱輪しないでここまで来たねw
ほめてほめてw
ほめてつかわすw
かたじけのうござりまする、殿下、、、陛下?
ぐはははは!
あ、陛下だw
最後あれ、ハムレットが上を見あげるところ。お父さんが迎えに来てるんだよね?
そう! ちょっと聖霊降臨のイメージで。
(しみじみ)
(しみじみ)

でもあれなの。フランスのオペラの『ハムレット』だと、最後ハムレットの戴冠式で終わるらしいんだけど、それ聞いたとき、なんか違和感あって。

面白いね。王さまになったハムレット、想像できない。永遠の王子さま。

もとになった北欧伝説でも、モデルのアムリートという英雄、いろいろ活躍するけどけっきょく王位に就く前に殺されちゃうんだって。

そうなんだ。そう聞くとなんだか、王さまにしてあげたかった?なってほしかった?気がしてくるね。

あーでも、オフィーリアとは結婚できなさそうだな。。。

なんで? そんな無理?
いや、身分の差より、オフィーリアの性格。オフィーリアってそういう華やかな公務とか苦手そうじゃない。向いてないよ。王妃さまになったオフィーリア、想像できない。
そうだねー。
引きこもっちゃうとかさ。
なんかどこかで聞いた話w
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登場人物紹介

宮﨑稲穂(みやざきいなほ/イナホー)

俳優。シアターユニット・サラ専属。旗揚げから全作品に出演し、現在に至る。名前だけ見て女子と間違われることがあるが、男性。居合道六段、剣号「宮﨑哲舟」(てっしゅう)。


実村文(みむらあや/ザチョー)

劇作家・演出家。ときどき女優。シアターユニット・サラ主宰。NOVEL DAYSでは未村明(ミムラアキラ)名義で執筆。

イナホー

ザチョー

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