その4 幻のヴィッテンベルク
文字数 837文字
ヴィッテンベルクって、原作でもハムレットが留学している町だよね。ドイツ?
うん。ルターが教鞭をとっていて、宗教改革の牙城になったという有名な町。北欧の良家の子弟たちもたくさん来ていたらしいよ。そのへんの設定もシェイクスピア先生ぬかりないの、さすが。
そこが難しくて、「修道院へ行け」っていうんだから(※その8で出てきます)、まだ修道院があるのよ、デンマークに。もともと虚構のなんちゃってデンマークではあるんだけど…。だから宗教改革の始まるぎりぎり直前という設定にしてみました。ヴィッテンベルク大学の創立が1502年で、宗教改革が始まるのが1517年だそうなので、その間?みたいな。
そうなんだ。けっこう細かく考えたんだね。
ところで、甘いリキュールって本当にヴィッテンベルク名物なの?
でもドイツっぽいでしょ。それこそ修道院で作ってる的な。その町ごとにあったりするから、ヴィッテンベルクにも似たようなのがきっとあると思って。
そうだね。ザチョーが前に住んでたレーゲンスブルクにもあるんでしょ。ハーブが入って、薬用酒みたいな。ミニ瓶おみやげにもらったよ。
やばいな。ヴィッテンベルク行ったことないのに、見てきたようなこと書いちゃったよw
大丈夫、シェイクスピア先生も行ってないからw でしょ?
てか、シェイクスピア先生、デンマークも行ってないよね?
そうだ。逆にすごいよね! もうさ、デンマークにハムレットいたとしか思えないじゃない。デンマークの人たち自身もたぶんそうだよ。
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