その2 ひとことで言うと、オフィーリアがハムレットを理解しようと努力する話

文字数 416文字

これは、あれだよね。ハムレットがお父さんの亡霊に会った直後っていう設定だよね。オフィーリアはわかってないんだけど。

そうそう。このシーン。

『ハムレット』第一幕第五場←click here!
シェイクスピアの原作だと、ハムレットのモノローグが多くて、観客はハムレットの考えや思いを追体験していくわけだけど、オフィーリア視点にしたとたんに、ミステリーになったの。ハムレットさま何を考えているの?という。ミステリーが書きたかったわけじゃないんだけど、結果的に。
いいなと思ったのはさ、オフィーリアがハムレットのことをわかろうとするんだよね、いっしょけんめい。原作だとハムレットすごく孤独じゃない。誰も彼のこと理解してないだけじゃなくて、理解しようともしてくれないんだよね。
そうね。ミステリーじゃなくてそれが書きたかったんだな。
いいと思うよ。
ありがとう。
それにしても、「父上!」ってwww
まだ言ってるw
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登場人物紹介

宮﨑稲穂(みやざきいなほ/イナホー)

俳優。シアターユニット・サラ専属。旗揚げから全作品に出演し、現在に至る。名前だけ見て女子と間違われることがあるが、男性。居合道六段、剣号「宮﨑哲舟」(てっしゅう)。


実村文(みむらあや/ザチョー)

劇作家・演出家。ときどき女優。シアターユニット・サラ主宰。NOVEL DAYSでは未村明(ミムラアキラ)名義で執筆。

イナホー

ザチョー

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