その14 ホレーシオという生き方
文字数 997文字
でね、そういう人のそばにずっといるならね、ホレーシオはまちがいなく最初にその暴力を受けてるだろうと。周囲への防波堤になってるだろうと。ハムレットの悩みをおとなしくふんふん聞いてるだけじゃすまされないだろうと。
そうそれ。二重の意味でジェントルマンって設定なの。「紳士」っていうのと、ジェントルマンのもとの意味「郷士」。貴族以下で庶民以上の立ち位置の人。
後ろ盾なにもないのに、才能だけで殿下に大抜擢されて。じつはいま、ホレーシオひそかに出世街道大ばく進中なのよ。絶対失敗できないし、かといって目立っちゃっても足引っぱられる。ハムレットとは別のヒリヒリ感を抱えてる。それを思いついたら、原作の地味な癒し系キャラが、きゅうにエッジ立ってきたの。でも別にすごく違う何かを足したわけじゃないから。
後ろ盾なにもないのに、才能だけで殿下に大抜擢されて。じつはいま、ホレーシオひそかに出世街道大ばく進中なのよ。絶対失敗できないし、かといって目立っちゃっても足引っぱられる。ハムレットとは別のヒリヒリ感を抱えてる。それを思いついたら、原作の地味な癒し系キャラが、きゅうにエッジ立ってきたの。でも別にすごく違う何かを足したわけじゃないから。