52.駆け込みでお土産を

文字数 701文字

早朝ということもあり、お土産屋さんは空いていないところも多いようだった。まあ最悪何も買っていかないというのもありだ。仕事も在宅が基本だし、自分が台湾に行っていることを知っている人は限られている。別に無理して買っていく必要も無かったりする。

それでも何とかお土産を売っているコーナーを見つけて、それ以外はあまりめぼしい場所は無かったので、そこで買って行ってしまうことにする。何を勝手行こうか迷ったが、職場向けにパイナップルケーキを、家族向けにはそれにプラス台湾茶を買っていくことにした。

とりあえず最低限のお土産は確保して、保安検査場手前で桃園空港を散策してみる。ロビーの中央に、漢詩が額に収まって飾られていたので読んでみたりする。どうやらこの空港を題材にした詩らしい。空港の位置する地理の情景、行き交う人々の様子などをうたっている。もちろんちゃんと読めるわけではないのだが、字面からそんなニュアンスを読み取る。

程よい時間になったところで保安検査場、それから出国審査に進む。これは特段滞りなく進むことが出来た。もちろん、また家の鍵を無くすなんてばかなことはしない。寧ろ、早く済んでしまって時間を少し持て余している。

そういえば、余った台湾ドルの両替がまだだった。ちょうどいいところに両替所があったので日本円に両替しておく。流石にもう初日のようにまごついたりはしない。日本円に変えてくれと英語で頼んで、やってもらう。ただ、硬貨が余ってしまったので、何か手ごろなものは無いかとお土産屋さんを追加で見てみた。値段的にちょうどよかったので、中正紀念堂のあの白い門が書かれた丸いプレートのような記念品を追加で買ってみる。
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