35.総統府は厳戒態勢?

文字数 467文字

西門駅から東の方に歩いていく。近くに台湾総統府があるとのことだ。午前中は見学できるところがあると聞いている。可能であれば、見ていきたいものだ。

それほど迷うことなく、それほど時間もかからずに、総統府と思しき建築を発見する。臙脂と白色のレンガ造りの建物だ。どこから入れるのだろうと周囲を歩いてみると、自動小銃を手にした警備員、いや兵士だろうか、が警備をしている。その佇まいに少しビビってしまう。入口はぱっと見封鎖されているように見える。観光用の入り口が他にあるのだろうか。

そう思って付近を散策してみると、何やら会場設営をしているところがある。総統府の真正面である。その近辺にもやはり自動小銃を持った物々しい警備員が控えている。

あんまり変にじろじろ見ると、いらぬ嫌疑をかけられそうで怖い。そういえば、大統領の選挙が近いのだったか。それ関連で何かイベントがあるのだろう。政治集会か何かだろうか。

せっかく来たのに残念だったが、遠目に雰囲気だけ見て立ち去ることにしよう。少し離れた位置から写真を一枚撮って、そのまま次の目的地に向かって歩きだした。
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