36.自由廣場
文字数 565文字
総統府からそれほど歩かず、中正記念堂にたどり着く。青い瓦で葺かれた白亜の大きな門には「自由廣場」と書かれてあり、その向こうには広大な敷地の果てに、これもまた青い屋根に純白の巨大な建築が控えている。あれが中正記念堂だろう。広場の両脇には朱色の屋根の建物があり、これはそれぞれ国家戯劇院、国家音楽庁というらしい。劇場、コンサートホールとして利用されているとのことだ。
青天も相まってなかなか見ごたえがある。壮観だ。思わず写真を1枚とり、門をくぐって広場へと入っていく。
広場をまっすぐに突っ切って進む。今までが雑然としたさまざまな建物が重なる道を歩いていただけに、このように広大な空間を歩くのは、どうも感覚が狂ってしまい、実際より遠くにあるように感じてしまう。少し足が浮くような感じもする。
そうして歩いていると、サングラスの男が話しかけてくる。例によって写真を撮ってほしいらしいので、カメラを受け取って中正記念堂を背景に1枚撮る。
左右の国家戯劇院、国家音楽庁にも少し近寄ってみてみる。遠目ではよくわからなかったが、軒や梁の部分に華美な装飾が施されていた。たくさんの人が階段に座ったりしていたほか、少し驚いたのが建物の裏手で、若者たちがヒップホップのダンスの練習をしていたことだった。ダンスの練習をするのに定番の場所だったりするのだろうか。
青天も相まってなかなか見ごたえがある。壮観だ。思わず写真を1枚とり、門をくぐって広場へと入っていく。
広場をまっすぐに突っ切って進む。今までが雑然としたさまざまな建物が重なる道を歩いていただけに、このように広大な空間を歩くのは、どうも感覚が狂ってしまい、実際より遠くにあるように感じてしまう。少し足が浮くような感じもする。
そうして歩いていると、サングラスの男が話しかけてくる。例によって写真を撮ってほしいらしいので、カメラを受け取って中正記念堂を背景に1枚撮る。
左右の国家戯劇院、国家音楽庁にも少し近寄ってみてみる。遠目ではよくわからなかったが、軒や梁の部分に華美な装飾が施されていた。たくさんの人が階段に座ったりしていたほか、少し驚いたのが建物の裏手で、若者たちがヒップホップのダンスの練習をしていたことだった。ダンスの練習をするのに定番の場所だったりするのだろうか。