31.孤独のゆうべ

文字数 491文字

帰りがけに、コンビニでビールを二つほど買って帰る。あと、水。世界征服の好水なる、なんとも壮大な名前のついた水があったので気になって買ってしまう。コンビニには日本人の観光客と思しき4人ぐらいの女性のグループがいた。お菓子を買って帰ろうとしているようだ。

ホテルに戻って、食べかけの大鶏排をつまみにビールを飲みなおす。昨日や今日の夕飯に飲んだものとはまた別に、台湾ビールは金牌ではなくクラシックを、あともう一本はキリンが出しているらしいBar BEERなるもの。

思い描いたベストな形ではあったものの、大鶏排はここに来るまでに冷えてしまっていて、夜市で食べた美味しさは半減してしまっていた。あと、後半は骨の部分が多かったこともある。やはり、その場で食べるのがベストな食べ物なんだなと感じた。

そんな中、何となくテレビをつけてみると、なんと孤独のグルメがやっていた。吹き替えとかはなく、日本語そのまま。異国で一人晩酌をしながら、孤独のグルメを見る、一見奇妙なようでいて、なんだか「らしい」じゃないか。

最後に明日の予定を簡単に立てて、寝てしまう。明日は台北市内を探索した後に、九份へと向かうのだ。
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