第13話 続 あおいひと
文字数 444文字
私が全身青ずくめの「あおいひと」によく遭遇していたのは十五年以上前で、その後、その人は「しろいひと」になっていたという話を前々回で書きました。
今回はその続きです。
しろいひとを目撃してからさらに何年か経ち、私はすっかり彼女のことは忘れていました。
ある日の仕事帰り、結構混雑した電車で座席を確保できたので、私はこれ幸いとウトウトしていました。
ふと何かの拍子に目を開けると、人混みのある一角に緑色の何かが見えました。物凄い違和感というか嫌な予感。緑の上着、緑のズボン、緑のカバン。緑ずくめの格好の人が立っていました。
怖くて顔を確認したいと思わなかったです。創作なら目の前にその人が立っていて、何か不穏なことを言われるとか、パンチのあるオチを持ってきたいところですが、実際は怖すぎてそっちを見ないようにするので精一杯でした。だってあの彼女だったら嫌過ぎる!
ここ数年「○色ずくめの人」には遭遇していないけれど、青、白、緑、三色も経験してしまうってことは……。次があるのか戦戦恐恐です。
今回はその続きです。
しろいひとを目撃してからさらに何年か経ち、私はすっかり彼女のことは忘れていました。
ある日の仕事帰り、結構混雑した電車で座席を確保できたので、私はこれ幸いとウトウトしていました。
ふと何かの拍子に目を開けると、人混みのある一角に緑色の何かが見えました。物凄い違和感というか嫌な予感。緑の上着、緑のズボン、緑のカバン。緑ずくめの格好の人が立っていました。
怖くて顔を確認したいと思わなかったです。創作なら目の前にその人が立っていて、何か不穏なことを言われるとか、パンチのあるオチを持ってきたいところですが、実際は怖すぎてそっちを見ないようにするので精一杯でした。だってあの彼女だったら嫌過ぎる!
ここ数年「○色ずくめの人」には遭遇していないけれど、青、白、緑、三色も経験してしまうってことは……。次があるのか戦戦恐恐です。