エピローグ

文字数 7,918文字

 あの日から一か月が過ぎた。
 俺はすっかりいつもの日常に戻り、昼帯と夜帯、そして深夜帯を行き来する生活をしていた。
そのことに店長や一瀬さんはやはり難色を示していたが、なんとか無理を押し通して、いくつかの条件付きで承諾をもらっていた。こちとらたくさんの迷惑をかけたのだから、せめて償いだけでもさせてもらわないと。
 そういえば、仕事復帰を果たした日、数多くのスタッフから気遣いの言葉と人によっては……とくに主婦層の方からは食べ物や飲み物をいただいた。ありがたい上に美味ではあったが、消費するのが少々大変だったことは内緒である。

 そして、彼女……小野寺さんだが、どうやら今度は彼女が気まずそうに、そして時折挙動不審になっているようだった。最近でこそ多少マシになってきてはいるものの、当初は声をかければ素っ頓狂な音を発して小動物のように慌てて逃げていくこともあったぐらいである。
 おそらく、あの日の一件が尾を引いているのだろうな。成り行きというかなんというか、自分から胸に飛び込んで子供のように泣き叫んだ挙句、抱きしめられてまた大泣きをしたわけだから、何事もなかったかのように接しろというのが無理難題な話なのかもしれない。

 余談だが、あの後小野寺さんは泣きつかれたのか、あるいはいろいろなものから解放された安堵感からか、俺の胸の中でぐっすりと眠ってしまっていた。それはもう気持ちよさそうな寝顔をして。
 一方の俺はというと、どうしたものかと慌てふためいていた。ひとまず彼女をベンチの上に寝かせてみるも、冬、海、夜のトリプルコンボの中でのこの状態は体に障りかねない。それに、こんなところを誰かに見られたら暴漢と間違われて留置所の中で一夜凍える未来もある。そのため早急な対案が必要だったのだ。
 そうして数分ほど悩み考えた結果、俺はただただ申し訳ないと思いながらも一瀬さんに連絡を取って、小野寺さんを家にまで送り届けてもらったのだった。この上なく当惑させてしまったが、何の詮索もなく唐突な無茶なお願いを聞き入れてくれた一瀬さんに、最大級の敬意を払い、永遠にありがとうとごめんなさいを伝えたい。とはいえ、後日、一瀬さんから荷物持ちという大任を拝するわけだが、それはまた別のお話。
 ちなみに、その日の夜遅くに小野寺さんから謝罪メッセージが届いた。それに俺は、無問題だから気にしなくてもいいという気遣いと、突然の呼び出しに応えてくれたことへのお詫びと感謝を伝える。そして、それだけではきっと彼女は納得しないだろうからと、

『紅茶会をやろう。その時にまたいろいろと話をしよう』

 という、例のあの約束を掘り起こし、ある程度の覚悟を決めた上でその文言を送ったのである。結果、小野寺さんからはふんすと意気込んだ様子の返信が届き、これでもう何の心配もなく彼女と顔を合わせることができると、俺はほっと安堵するのだった。その数日後に、大きな悩みの種を抱えることになるとも知らず。
 よもやこんな未来が訪れようとは。もちろん、彼女があんな状態であるため紅茶会の日程は決まっていないし、なんだったらあれ以降メッセージのやり取りも行われていない。彼女からは言わずもがな、こちらとしてもなにかこう連絡を取りづらい。
 紅茶会に進んで参加したいのかといわれると決してそういうわけではない。だが、一つのけじめとしてきちんとやっておきたかったのだ。文化祭の劇についても感想を伝えたいし、それ以外にもいろいろと話したい。それに、彼女の勧める紅茶が一体どんなものなのか少し気になる。
 果たして、紅茶会が行われる日はやってくるのだろうか。
 そんな、ややもどかしい日々を過ごしていたある日のことだった。

「たーなべさん」

 上がりの時間までもうしばらくとなった平日の夕刻過ぎ、店内の清掃を一人黙々と行っていたところ突然誰かから声を掛けられた。誰だろう、と声のしたほうに顔を向ける。

「お久しぶりです、田辺さん」
「ああ、宮前さん」

 そこにいたのは、劇のDⅤDをもらった時以来ひと月半近くぶりに会う宮前さんだった。

「やっと会えましたよー」

 オーバーリアクション気味にそううなだれる宮前さん。話を聞くと、どうやら彼女は小野寺さんがいないときを狙って何度か店に通っていたそうだが、お生憎様、俺の姿を見ることはできなかったのだとか。まあお互いに生活サイクルも違うわけで、同じ職場に勤める小野寺さんとも週に一~二回会う程度だから、確率はさらに下がるだろうな。
 そんな彼女の目的というのが、

「ちょっと田辺さんとお話がしたいなと思って」

 その程度で足繁く?
 一瞬に疑問に思うが、おそらくは小野寺さんのことと劇のDVDのことについてだろうと考えなおす。続いて、暇なときはいつかと尋ねられた俺は、

「もうすぐ上がりだから、この後とかどう?」

 と返すと、彼女は了承して出口に近い席で待っているとのことだった。そんな彼女を横目に、俺はさっさと清掃作業を済ませていくのだった。
 まもなくして上がりの時間となり、手早く身支度を済ませて宮前さんのもとへと向かう。そこで勉強道具らしきものを広げている彼女に俺は言う。

「お待たせ。場所はここでいい?」
「いえ。そこまで長くはならないと思うので、前みたく帰りながら話しましょう」

 そうして俺たちは店を後にする。

「希ちゃんのことなんですけど……」

 何の前触れもなく唐突に彼女は話し始める。それに俺は、びくりと体が反応し、どこかぎこちなく相槌を打つ。すると彼女は言う。

「その感じだと、やっぱりまた何かあったみたいですね」

 す、するどい……。

「ああ、いやーまあその……」

 この件に関しても、俺からは触れられないんだけどな……。
 そんな様子を見抜いたのか否か、彼女は軽やかに口を開く。

「別に責めようとしているわけじゃないですし、深く立ち入るつもりもありませんよ? ただ、希ちゃんの様子が一変しすぎていたから、きっと田辺さんに関することだろうなと思って、確認をしておきたかったんです」

 なるほど、そういうことで。物わかりのいい子で助かります。

「やっぱり学校でも様子がおかしいのか、小野寺さん」

 宮前さんは、はいと一つ答えると回想するかのように話し出す。

「私たちがDⅤDのやりとりをした数日後の月曜日、希ちゃんはそれまでのいかにも体調も様子も悪そうな状態から打って変わって、とても元気そうに学校へ来ていました。そんな希ちゃんにいつも通り声をかけると、『心配かけてごめんね』って謝られて、それに私は『いいよいいよ』って返して、それからは他愛もない話をしていたんです。そんな中、ああ、本当に普段通りだなーってしみじみしていると、ある瞬間に私がふと田辺さんの名前を出したんです。そしたら希ちゃん、急に顔を真っ赤にしたと思ったらそのまま机に伏せてしまって、『ああーううー』って呻きだしたんです。そして『そのことは……ちょっと……』って苦悶した表情で言って、ああ、これは想像以上の何かがあったなって思って」

 そんなことがあったのか。まあ、想像に難くないが。
 宮前さんは、さらに言葉を続ける。

「まあそれでも、普段はいつもの希ちゃんだからそこまで大きな問題でもないんですけど、田辺さんの名前を出さなくとも一人で悶えていることもあって……田辺さん、もしかしてキスとかしました?」

 俺は思わず吹き出す。宮前さんの冗談だと分かっていながらも。

「そ、そんなわけないだろ」
「ですよね、冗談です」
「冗談でないと困る」
「でもその反応は……一体なにがあったんです?」

 いたずらな笑みを浮かべる宮前さん。非常に恐ろしい子である。とはいえ、やはり彼女はいろいろと気になりながらも踏み込むつもりはなかったようで、まもなく文化祭の劇の話題に移っていく。そうしてそれが十分に盛り上がったところで、俺は少しトーンを落として彼女に伝える。

「DⅤD、本当にありがとう。あれのおかげでいろいろと向き合うことができた。それに、宮前さんのあの日の言葉も。このお礼は……」
「いえ、そんなことを言うんだったら……」

 宮前さんは俺の言葉を遮り、こちらに向き直る。そして彼女は言葉を続ける。

「こっちだって、宮前さんを救ってくれた恩があります。それは私のわがままが叶ったのも同然で、だからその、言いっこはなしにしませんか?」

 優しく、そして明るく微笑む宮前さん。

「ありがとう」

 俺はただそう答えることしかできなかった。
 その後、また劇の話となり、面白い裏話なども聞いたところで、ちょうど分かれ道に差し掛かる。そこでお互いに別れの挨拶をしていると、俺はふっとある考えが浮かぶ。

「あーそうだ、宮前さん」
「なんでしょう?」
「一つ頼まれてほしいことがあるんだけど」

 不思議そうな彼女に、その考えの一部を話す。すると、

「確かに、そこまでしないとズルズルいきそうですもんね。私にできるかどうかわかりませんが、やれるだけのことはやってみます」

 と、両手でガッツポーズをしながら了承してくれた。そんな彼女に感謝とお詫びを伝えたのち、それぞれ帰路をたどるのだった。

 その翌日。店の学生グループが受験やらテストやら卒業やらでバタバタしている影響を受け、俺は珍しく九時十七時半というサラリーマンの勤務時間帯のようなシフトに入っていた。そうして何事もなく、ただ眠気を堪えながら仕事を終え、誰もいないスタッフルームで身支度を済ませ、その場を後にしようとする。次の瞬間。

「おはようございます」

 突然扉が開き、そこからよく見知った女の子が入ってくる。その子は俺を視認するととても驚いた表情をし、金縛りにあっているかのように身動きがなかった。そんな彼女に内心で苦笑いしながらも、柔らかい口調で挨拶を返す。

「おはよう、小野寺さん」

 それから数秒後、顔を伏せた状態で近代のロボットのような流暢ながらも違和感だらけの声で彼女は答える。

「おはようございます、田辺さん」

 そうして小野寺さんは、ぎこちの悪いなんば歩きのように俺の横を通り去り、机の上にバッグを置くのだった。
 こりゃだめだな。やっぱり宮前さんでも難しかったか。
 そう落胆しながら、彼女に挨拶をする。

「それじゃあお先ね、お疲れさま」

 そうして彼女に背を向けたその時だった。

「田辺さん!」

 あまりに突然の声量に俺は肩をびくつかせる。何事かとゆっくり振り向くと、彼女は俺に背を向け、うつむいているようだった。

 もしや……。

 期待と緊張が入り混じる中、しばらくして彼女は静かに言う。

「ら、来週の平日って、ど、どこか空いていますか?」

 その問いに、俺は大きくドキリとする。自分自身が望んでいたこととはいえ、いざこの時を迎えるとおっかなさでしり込みしそうになる。とはいえ、宮前さんに「こうなる」ように仕向けてもらった上、なによりも小野寺さんが勇気を出してくれたのだ。しっかりと応えないと。

「月曜日なら丸一日、木曜なら夜の八時ごろまでなら空いてるよ」

 俺は、なんとか平静を装いながら返答する。すると小野寺さんはバッとこちらに振り向くと、顔を紅潮させながら少し食い気味に、そしておどおどしながら言う。

「でしたら……! 月曜日、その、紅茶会を、やりませんか?」

 答えは、当然決まっている。

「喜んで」

 その言葉に小野寺さんは顔を一段と紅潮させ、どぎまぎとした表情を浮かべたのち、

「ありがとうございますよろしくお願いします、詳しいことはメッセージでやりとりしましょうお疲れ様でした」

 とまくし立てるように言って、更衣室へと入っていってしまった。
 本当に大丈夫なのだろうか?
 一瞬そう不安になりながらも、お互いに新たな一歩が踏み出せたことに安堵する。そして同時に、改めて宮前さんに心の中で感謝をする。
 今回彼女には、小野寺さんを上手くたきつける役目を務めてもらった。昨夕の、頼まれてほしいこと、というのはそのことだった。もしかしたら俺一人で何とかしなければならないことだったのかもしれないが、自分が変に関わると余計にこじれる気がしてならなかった。そのため、こういったことは友達である宮前さんに頼んだほうがいいと判断し、結果どうやらそれがうまく功を奏したようだった。本当にありがたい、宮前さん。

 その日の晩、小野寺さんから紅茶会に関するメッセージが届く。そこからたった数回のやりとりで、午後一時ごろに小野寺宅へ俺が直接足を運ぶということですべてが決着した。家の住所も把握して。

 それから数日後、気が付くとあっという間に紅茶会前日の夜となっていた。
 俺はそわそわとした気持ちを押さえつけるため、加藤さんと連絡を取ったり好きな音楽を聴いたりしながら、ただただぼうと過ごしていた。そんな中、時刻は二十四時前となる。

「よし」

 いつものようにパソコンを立ち上げ、ネットラジオの配信サイトを開く。イヤホンを耳に装着し、そこからコマーシャルがいくつか流れる。そうしてそれは聴こえてくる。
 男性パーソナリティによるタイトルコールで始まり、その人が歌うリズミカルな音楽がBGMとしてしばらく流れると、やがていつもの聞きなれた声が耳に入ってくる。
「-月-日、-曜日、時刻は深夜零時を回りました」

 毎度おなじみのラジオ番組だ。今日はこの番組を聴いて、いい気分の中で眠りにつきたい。
 いつもそこにある声に落ち着き、愉快なトークで声を抑えながら笑う。緊張を忘れてしまうほどに、とても心地いい時間だった。しかし。番組開始から十分が経とうかというころ、その幸せは一気に崩れ去る。

「さて、先週もお知らせしていた通り、本日はゲストさんがいらっしゃってます。本日のゲストは、--さんです!」

 そうだすっかり忘れていた。
 あの時のように全身から血の気が引き、耳からイヤホンを引っこ抜きたくなる。
 でも。
 俺は、頑張って聴き続けることにした。ここで聴くのをやめたら、また逃げることになってしまうから。
 それから一時間はただただ地獄の時間となった。そのゲストというのが、同じ時期に同じ養成所に通っていた同い年の男だったからだ。しかもそいつは早くに俳優デビューして、今や飛ぶ鳥を落とす勢いの存在なのである。正直、俺からすれば嫉妬の的でしかなかった。
 なんて醜いんだろうな、俺は。こんなところを小野寺さんに見られたら一発で軽蔑されて、憧れの存在から格下げされることだろう。それも悪くないが、でもやはり救ってくれた人に対して恩を仇で返すことは避けたい。少しずつでも克服していかなければ。とても長いリハビリになりそうだ。

 そうして、なんとか最後まで聴き終えた俺は、ここまでよく頑張ったと自画自賛する。そののち、地獄から解放されたことでどっと疲労感があふれ出し、泥のように眠りにつくのだった。



 次に目を覚ましたのは、朝、ではなく正午を過ぎたころだった。

「やっば!」

 一目散にシャワーを浴び、急いで身支度を済ませ、慌てて自宅を出る。そうして自転車に飛び乗り、交通ルールだけはきちんと守りながらもすれすれの範囲でぶっ飛ばす。一応昨晩のうちにルートは確認していたが、初めて通る道ばかりであるため、所要時間は軽くオーバーするだろう。そう考えると到着時刻は……。その時はひたすらに謝ろう。
 ゼーゼーと自転車を走らせ、時折こっちのほうが近そうだと思った道を進んだり、だけども迷惑と事故には十二分に気を付けたりして数十分が経つ。そこでようやく、小野寺さんの家がある一つの住宅街に入る。それからまもなく、彼女の家に到着する。
 時刻は十二時五十九分。ギリギリである。
 一つ二つと深呼吸しながら息を整え、意を決してインターホンを押す。

「はーい」

 その数秒後、インターホン越しの会話もなしに、小野寺さんが玄関から出てくる。

「いらっしゃいませ、田辺さん」

 これ以上ないくらいの明るく優しい笑みを浮かべる小野寺さん。それに思わずドキリとする。そして同時に、あの時のおかしな小野寺さんはどこへ、と一瞬パニックになる。
 宮前さん……のおかげかな?
 なんとなくそんな気がしつつ、俺は小野寺さんの言葉に答える。

「お邪魔になります、小野寺さん。ギリギリになってごめんね」
「いえいえ、とんでもない。私も、ちょうどいま支度が整ったところですから。さあ、ぜひお入りください、ああ自転車はこちらへ」

 彼女に促されたとおりにし、ついに小野寺さんの家へと入っていく。
 広い。
 真っ先にそう思った。この広さなら外観もとても大きなものであるはずだが、あまりにバタバタとしすぎていてもう覚えていない。

「履物はこのスリッパをお使いください」

 小野寺さんが、真っ白のふわふわとしたスリッパを用意してくれる。

「あ、ありがとうございます」

 なにか雰囲気に圧倒されて、敬語になってしまう。

「それでは私についてきてください」
「はい」

 彼女は歩き出し、その後ろをピンと背筋をたてながらついていく。
 その途中、高価そうなインテリアや絵画がちらほらと目に入る。
 さては、お嬢様?
 ああ、そうか。初めて会ったとき、それからこれまで彼女と接してきて、やけに大人っぽいというか気品があるというか、ほかの人とは違うと思っていたが、そういうことだったのか。
 ふむふむと納得していると、俺は一つの部屋に通される。間取りは六畳程度で、置いてある家具はローテーブルと五席あるソファーのみのとてもシンプルな部屋だった。ただ、テーブルの上には紅茶に関する様々なものが用意されていて、ここが紅茶会の会場なのであることはすぐに理解できた。

「それでは田辺さんはここにお座りください」

 言われるがまま、上座のソファーに腰掛ける。そして彼女は俺の斜め前のソファーに位置取る。

「早速、紅茶会、始めていきますね」
「よろしくお願いします」

 そうして紅茶会が始まったのだった。
 小野寺さんのチョイスする紅茶はどれも美味しかった。そして値の張るものもリーズナブルなものも淹れ方や飲み分け方で大きく差が出るのだということも知られた。彼女のおかげで紅茶を好きになることができた。それらのことを伝えると、彼女は、

「お役に立ててよかったです。またやりましょうね」

 と照れながらも喜ばしそうにしていたのだった。
 そんなとても楽しい空気間の中で、小野寺さんは過去の話を始めた。それは、最愛の母が小学生の頃に他界したということと、母の死に悲しみに明け暮れていた中で出会ったのが俺であるということだった。
 だから彼女はあの時あんなにも泣き叫んだのか。
 自分も、過去の話をした。彼女はずっと真剣に聞いてくれていた。そして最後には、彼女の胸に抱かれ、少しだけ泣いた。
 それでもお互いにとても満たされた気分になって、会の後半はなんでもない話をして二人で笑いあった。

 長い冬を終え、雪解けた地に日差しが当たり、草木の息吹が感じられる、お互いにそんな感じだった。
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