第3話

文字数 275文字

「それにしても、その六花美織という少女……実際には年は行っていますが、此処は少女として……その少女に会ってるんですよね? どんな特徴がありましたか?」

 姿や名前は変えてしまっているのせよ、僅かでも特徴が分からないと、校内から探すなんて到底無理だ。クンツァイトは、例の美術館建設に係る依頼を請ける際に、直接、六花美織に会っている。何か、化粧や演技では隠せないような特徴が無いか、問いかけてみたのだった。
 しかし、クンツァイトは腕組みして首を傾げるばかりである。

「んー、おかっぱの真っ白い髪であった」

「おかっぱの」

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登場人物紹介

ウヴァロヴァイト。

ジェードの上司。

金を貸した相手にどんどん子供を作らせ、

その臓器を売って金を稼いでいるとのうわさ。

ルチル。

ウヴァロヴァイトの一番の部下。

クンツァイト。

界隈で有名な悪党組織のボス。

ウヴァロヴァイトより組織の人数は多い。

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