第3話
文字数 275文字
「それにしても、その六花美織という少女……実際には年は行っていますが、此処は少女として……その少女に会ってるんですよね? どんな特徴がありましたか?」
姿や名前は変えてしまっているのせよ、僅かでも特徴が分からないと、校内から探すなんて到底無理だ。クンツァイトは、例の美術館建設に係る依頼を請ける際に、直接、六花美織に会っている。何か、化粧や演技では隠せないような特徴が無いか、問いかけてみたのだった。
しかし、クンツァイトは腕組みして首を傾げるばかりである。
「んー、おかっぱの真っ白い髪であった」
「おかっぱの」
情報量が少なすぎた。
姿や名前は変えてしまっているのせよ、僅かでも特徴が分からないと、校内から探すなんて到底無理だ。クンツァイトは、例の美術館建設に係る依頼を請ける際に、直接、六花美織に会っている。何か、化粧や演技では隠せないような特徴が無いか、問いかけてみたのだった。
しかし、クンツァイトは腕組みして首を傾げるばかりである。
「んー、おかっぱの真っ白い髪であった」
「おかっぱの」
情報量が少なすぎた。