第2話
文字数 380文字
「アルマンディンが死んだことで、私達がどれほど苦労したと思っている。あの妙な美術館とやらの建立を目論んだ奴は、みんな必ず探し出して始末する」
ウヴァロヴァイトは何度もプリンを刺しながら宣言した。
「しかし、何故、クンツァイトまでアルマンディンの死を未だ追っているんです? クンツァイトはアルマンディンの命を奪った張本人、いわば美術館を建設する側だったかと思うのですが……」
「一度、このクンツァイトとしたことが、ウヴァロヴァイトを始め、アルマンディンを始末したと其方の人間たちにバレてしまったからな……このことが依頼主に伝われば、私は処分されるのだ。そう言う、慎重な奴なのだ。その前に、今行方不明となっている依頼主を探して消さなければ」
「こうして、我々は利害が一致したということになる」
「教師としても完璧に勤めてみせるぞ。何せ王子であるからな」
ウヴァロヴァイトは何度もプリンを刺しながら宣言した。
「しかし、何故、クンツァイトまでアルマンディンの死を未だ追っているんです? クンツァイトはアルマンディンの命を奪った張本人、いわば美術館を建設する側だったかと思うのですが……」
「一度、このクンツァイトとしたことが、ウヴァロヴァイトを始め、アルマンディンを始末したと其方の人間たちにバレてしまったからな……このことが依頼主に伝われば、私は処分されるのだ。そう言う、慎重な奴なのだ。その前に、今行方不明となっている依頼主を探して消さなければ」
「こうして、我々は利害が一致したということになる」
「教師としても完璧に勤めてみせるぞ。何せ王子であるからな」