第1話

文字数 290文字


 そう言うことで、今、校門前にジェードは立っているのだ。今日から教師として、この六花学園で仕事をするために――そして、クンツァイトとここで待ち合わせをしているがために。
 待っている間に子供たちがぞろぞろと登校して来て、かなり怪しんで見て来る。嫌な視線だ。
 痺れを切らしていると、校門の外がかなり賑やかになって来る。目を凝らすと、クンツァイトがやっと、その巨大な車から降りて来るところだった。そのマントやら羽根付きの帽子やら、派手すぎて、登校中の子供たちに指さされている。
 こんなので良いのだろうか――職業的に。しかし、ツッコむと面倒になりそうなので、放っておくことにした。
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登場人物紹介

ウヴァロヴァイト。

ジェードの上司。

金を貸した相手にどんどん子供を作らせ、

その臓器を売って金を稼いでいるとのうわさ。

ルチル。

ウヴァロヴァイトの一番の部下。

クンツァイト。

界隈で有名な悪党組織のボス。

ウヴァロヴァイトより組織の人数は多い。

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