第3話
文字数 382文字
ウヴァロヴァイトは追加のプリンを頼むと、ジェードに向き直った。
「お前に潜入して貰うのは、この四月からになる。小学部の六年一組の担任教師として。よろしく頼む」
しかし、ウヴァロヴァイトと、別グループのトップであるクンツァイトが組んで、ここまで策が練られているとなると、どんなに不安であろうがやるしかない。そして、どっちみちやるのなら、此処でのろのろしている場合ではない。少しでも準備の時間を作るべきだ。
「では、直ぐに教師のイメージを固めて、当日に間に合わせます」
「ああ、私も行くから大船に乗ったつもりでいれば良い。次の指示はおってする」
出口に向かったジェードの背中に、声が投げられる。
「一つ言い忘れたことがあった」
ぱっと振り返る。ウヴァロヴァイトは、ちょうど届いた新しいプリンを一口食べると、舌でその滑らかさを確かめながら微笑んだ。
「お前に潜入して貰うのは、この四月からになる。小学部の六年一組の担任教師として。よろしく頼む」
しかし、ウヴァロヴァイトと、別グループのトップであるクンツァイトが組んで、ここまで策が練られているとなると、どんなに不安であろうがやるしかない。そして、どっちみちやるのなら、此処でのろのろしている場合ではない。少しでも準備の時間を作るべきだ。
「では、直ぐに教師のイメージを固めて、当日に間に合わせます」
「ああ、私も行くから大船に乗ったつもりでいれば良い。次の指示はおってする」
出口に向かったジェードの背中に、声が投げられる。
「一つ言い忘れたことがあった」
ぱっと振り返る。ウヴァロヴァイトは、ちょうど届いた新しいプリンを一口食べると、舌でその滑らかさを確かめながら微笑んだ。