少年の日記A

文字数 1,092文字

 きょうは ぼくのいる 5年2組に、あたらしいお友達がきました。
 せんせいは、みんな、あたらしいお友達となかよくしてください、というから、ぼくもなかよくしたいと思います。
 でも、きっと、あたらしいお友達も、ほかのみんなと同じように、いつかぼくを、いじめるんだと思いました。
 理由は、あたらしいお友達は、ぼくと、住む世界がちがっていたからです。とてもきれいなお洋服を着ていて、真っ白いおかっぱの、かわいい女の子でした。
 ぼくは、きょう、はすだくんのサッカーボールの代わりになりました。
 ぼくはビンボーで、くさいから、ボールの役がおにあいだと、はすだくんは笑っていました。
 はすだくんが笑っているなら良かったなぁと思いました。
 そこに、あのあたらしいお友達が来て、たおれているぼくを見おろして、こう言ったのです。

 「ねぇ、きみ、死にたいと思ったことある?」

 その笑顔は、はすだくんの笑顔より、ずっとかわいかったです。天使ってこういうものなのかなぁ。

 「練炭を使って死ぬと紫斑が体中に出て不気味なんだよ。見た人が一生トラウマになっちゃう。飛び降りで死ぬと下を歩いていた人が犠牲になるかもしれないし、道路は汚れる。首吊りで死ぬと、その場所が事故物件になって価値が下がっちゃう。あーあ。ねぇ、それなのに死にたいと思うなんて迷惑じゃ無い? ずっと人に迷惑かけて生きてきたのに死ぬ時も迷惑なんて、本当に最低だよ」

 「じゃあ、ぼくはどうしたらいいの?」

 そう問いかけたぼくの声はふるえていました。

 「それはね?」

 でも、あたらしいお友達の顔はずっと笑顔でした。
 あたらしいお友達は、ふっくらしたほっぺに ほおづえをついて笑っていました。

 「はすだくんが、そもそも生まれて来なかったら良かったんだよ」

 きょう、ぼくの目の前で、はすだくんが、あたらしいお友達にナイフで刺されて死にました。きょう、ぼくの目の前で、はすだくんが、あたらしいお友達にナイフで刺されて死にました。きょう、ぼくの目の前で、はすだくんが、あたらしいお友達にナイフで刺されて死にました。きょう、ぼくの目の前で、はすだくんが、あたらしいお友達にナイフで刺されて死にました。きょう、ぼくの目の前で、はすだくんが、あたらしいお友達にナイフで刺されて死にました。きょう、ぼくの目の前で、はすだくんが、あたらしいお友達にナイフで刺されて死にました。きょう、ぼくの目の前で、はすだくんが、あたらしいお友達にナイフで刺されて死にました。きょう、ぼくの目の前で、はすだくんが、あたらしいお友達にナ
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登場人物紹介

ウヴァロヴァイト。

ジェードの上司。

金を貸した相手にどんどん子供を作らせ、

その臓器を売って金を稼いでいるとのうわさ。

ルチル。

ウヴァロヴァイトの一番の部下。

クンツァイト。

界隈で有名な悪党組織のボス。

ウヴァロヴァイトより組織の人数は多い。

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