第7話
文字数 389文字
曰く付きの学校だからこそ、安く買い取れたのだろうが。しかし、不安は募るばかりだった。教師をやるだけではなく、まして、そんな学園に放り込まれるとなれば。
ジェードが素直に不安を伝えると、ウヴァロヴァイトは右手を挙げた。
「安心しろ。一人で行動などさせないさ。私も潜入するし、ルチルも行く。そして、ジェード、お前には――」
ぱん、ぱん、と大きく拍手すると、執務室のドアが開いた。
そして、そのドアの向こう側から、一つの影が入って来る。
羽根付きの帽子に、真っ赤なマント。腰に差した長いサーベル。茶色い髪に黒のメッシュ。
彼は帽子を取ると胸に当て、深々と頭を下げた。
「クンツァイトとタッグを組んで行動して貰う」
「クンツァ……イト……」
未だ生きていたのかと、開いた口が塞がらなくなる。
「やぁ。お久しぶりだね、諸君。この王子・クンツァイトの登場であるぞ!」
ジェードが素直に不安を伝えると、ウヴァロヴァイトは右手を挙げた。
「安心しろ。一人で行動などさせないさ。私も潜入するし、ルチルも行く。そして、ジェード、お前には――」
ぱん、ぱん、と大きく拍手すると、執務室のドアが開いた。
そして、そのドアの向こう側から、一つの影が入って来る。
羽根付きの帽子に、真っ赤なマント。腰に差した長いサーベル。茶色い髪に黒のメッシュ。
彼は帽子を取ると胸に当て、深々と頭を下げた。
「クンツァイトとタッグを組んで行動して貰う」
「クンツァ……イト……」
未だ生きていたのかと、開いた口が塞がらなくなる。
「やぁ。お久しぶりだね、諸君。この王子・クンツァイトの登場であるぞ!」