(22)松本華奈の貧乳改善

文字数 1,192文字

松本華奈の脳の中にピリピリとした刺激が走った。
続いて、首筋の裏、両肩を支えている筋、肩甲骨の裏の深い内部に複雑な伸縮の振動を感じた。
痛みは感じない、むしろ、解放感に近い快感まである。

下を向いて胸を見ようとしたら、ロボット立花隼人に叱られた。
「まだ、見るな、5分待て」

「はい・・・」
松本華奈は、逆らえなかった。
悔しいけれど、美少年ロボットに完全にマウントを取られていた。
ただ、乳房が、モコモコと内部から盛り上がる感覚は、自分自身で確かにあった。

5分経った。
ロボット立花隼人の手が、背中から離れた。
命令された。
「鏡で見て来い」

「うん」(松本華奈は、ここでも従順だった)
小走りに大きな鏡の前に立った。
そして驚いた。
「あ・・・プルンプルンしてる」
「張りもある、若い子みたい」
「うわーーーこれが私?」

大きくなった乳房を揺らして、立花隼人の前に戻った。
「ありがとう!」
「こういう胸が欲しかったの!」
(自分でも恥ずかしいほど、ニマニマした)

ところが立花隼人は、悔しいくらいに、素っ気ない。
「下着くらいつけたらどうだ?」
「お前は、裸族なのか?」

また顔を赤くしてモジモジとなる松本華奈に解説した。
「脳内の体型認識を補正して、主に上半身内部の筋肉や血流の詰まりを改善した」
「乳房を支える骨格、筋肉も補正した」
「それにより、お前の乳房は、いわゆるBカップから、Eカップに増えた」
「それだけのことだ」

「それだけのこと・・・と言われてもね」
松本華奈は、ニマニマが復活した。
「女の子は、それがうれしいの」

下着をつけないまま、ロボット立花隼人を抱いた。
「お礼させて欲しいな」
「何がいいの?」

立花隼人は、表情を変えない。
裸の松本華奈を「お姫様抱っこ」(松本華奈は、顏から火が出るほど、蕩けた)、そのまま、ベッドに、トンと置いた。(人形を置くような感じだった)

「服を着て欲しい」
「散歩をしたい」
「警護を休むなら、そこで寝ていてもいい」

松本華奈は、慌てた。(一気に職務に戻った)
ドタバタと着替えはじめたが、一つ問題があった。
乳房が大きくなったので、ブラが小さいのである。
目をつぶって、「ノーブラで」と思ったが、やはりためらった。

ロボット立花隼人は、ここにきて、愛らしい顔に戻っている。
「ここのホテルの貴賓室対応は、年中無休、24時間対応では?」
「ある程度の下着も在庫にある」
「うん・・・」(松本華奈も、それは知っていた)(超高級ブランドの超高価な下着が入っている)(公安の安月給では、とても無理な価格である)

ロボット立花隼人は、モタモタする松本華奈の乳房をツンとつついた。
「持って来させる、それでいいか?」
「研究費支出でいい、文句は言わせない」

「ツン」の刺激に,フラフラになりながら、松本華奈は思った。
「このロボットに勝つのは、人では無理、素直に甘えちゃおう」
(この時点で、松本華奈は、ロボット立花隼人に完落ちしている)
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