本日の論題:天真爛漫butぐだぐだ……

文字数 6,478文字

えーん、ココちゃーん!
 ノックもなく、部室に飛び込んできたのは部外者だった。
(……誰だ?)
エレナ知らなーい……?
ってエレナぁっ!
あらら、もう見つかっちゃった
かくれんぼなら他所でやってくんない?

もうっ! なんでこんなところにいるんだよ? 

わたしがどれだけ辛い思いをしたと思ってるんだ!

みんな酷いんだよ? 

エレナがいないからってわたしに意地悪してさぁっ!

エレナ、あんたワザとでしょ?
そりゃ、たまには吐き出させないと

というか、なんでエレナがいないのにエレナの悪口じゃなくてわたしの悪口なの? 

おかしいよね? 変だよね?

まぁ、後輩に桜の相手をしろってのも酷よね

そうそう。

同い年でも辛いもん

みんなしてわたしを虐めてさぁ……やっぱりアレか!

わたしが可愛いのがいけないのか? 

もうっ、女の嫉妬怖いよー

(つか、会話になってないなこの人たち……)
 秋人は呆れ果てるも、この3人の間に割って入る気はまったくもってなかった。
桜ちゃんは下手にでると、とことん調子に乗るから
先輩にしたくない人間ね
ココ先輩に言われたらおしまいですね
 しかしつい口を滑らしてしまい、
はぁ? どういう意味よ!

あー、うん。

秋人君は桜ちゃんのこと知らないから

って、誰この男子?
3人の注目を浴びてしまう。
あ、Aコース1年、ディベート部の林原秋人です
わたしは一芸入試組3年、マスメディア部副部長の腐頭(ふとう)桜だよ
ちなみに、腐った頭って書いて『ふとう』
ほんと、桜ちゃんにぴったりの名字だよ

うるさーいっ! ていうか、エレナは知ってるよね? 

わたしのお母さんが再婚したから名字変わったの

へー、結構複雑な家庭環境なんだ。

それでその仕上がりって、ある意味凄いわね

 初耳だったのか、恋々子が酷い感想を口にする。
さぞかし甘やかされて、簡単な人生を歩んできたんだと思ってた

んー、義理のお父さんとお兄さんが甘やかしてるから……

あながち、間違いではないのかな?

もうっ! 

わたしの家庭環境はどうだっていいの!

エレナ! 

早く部室に戻って後輩たちをぎゃふんって言わせて!

えー、やだよ。

たぶん、義は後輩たちにあるだろうし

よく知らないけど同感

ひっどーい! 

で、おまえは?
 いきなり意見を求められて、
いや、ここまでの振る舞いを見る限り桜先輩が悪いと思います
秋人はついつい本音で答える。

いぃ~、初対面の後輩までわたしを虐めるよー。

しかも、いきなり下の名前で呼んでくるしー

いや、ここディベート部ですし
(それにふたりが桜、桜言うから……)

さてはおまえ! 

小学生の頃、好きな女子を虐めるタイプだったな?

は? 

いや、全然違いますけど……?

はぁ? 

なんだよそれ、ただの苛めっ子か!

……
 秋人はここで諦め、
なんすか、この人?
 ふたりの先輩に助けを求める。
だから、これが桜よ

言ったでしょう? 

ココちゃんより馬鹿で間抜けで煩くて、人としてどうかと思うところも沢山あるって

桜と並べられるのは、さすがに遺憾なんだけど?
いやでも、通じるところはあると思いますよ
だよね

はぁ? 

ふざけんなって!

そうだそうだ! ふざけんな! 

ココちゃんとわたしはぜんっぜん違うもん

(とりあえず、揃って煩いです……)
わたしこんなにチビじゃないもん

うっさい! 

背ばっか高くて胸がまったくないあんたよりマシだっての

 その指摘を受け、秋人は目をやる。
(今気づいたけど、滅茶苦茶可愛いなこの人。でも、背はおれより高くて……胸はほんとないな)
てんちゅーう!
 桜はいきなり吠えて、秋人に攻撃する。
 って、なにするんですか?
これだから男は嫌いなんだセクハラ野郎!
あーらら、また始まった
桜ちゃんの癇癪タイム
 恋々子とエレナは他人事の様子で、部室に置いてあったお菓子を食べだす。
人の顔を見た後に胸を見てがっかりしやがってぇ!
いや、それは……

やっぱり乳か! 

乳がないからわたしは馬鹿にされるのかぁ!

そういう問題じゃないでしょ
ほんと頭が腐ってるよね
ココ先輩もエレナ先輩も呑気にお菓子食べてないで、この人をなんとかしてください!

そうだそうだ! 

わたしもお菓子食べたいぞー

 そう言って、桜は本当にお菓子を食べ始める。
……なんなんだ、この人?
だから、これが桜
そう、これが桜ちゃん
……つまり、諦めろと?
 ふたりの言わんとすることを察して、秋人は問う。

うん。だって疲れるでしょ? 

これを躾けるの

ぶっちゃけ、あの藍生先輩も投げたくらいだし
というより、桜ちゃんが逃げ出したんだよね
そもそも、論理的思考からは程遠い人間だもん
あぁ、エレナと一緒に体験入部はしてたっけ?

うん。けど、駄目ダメだったから。

ココちゃんやトワちゃんとは、ほとんど被ってないんじゃない?

うーん、確かに部室で絡んだ記憶はないかも。

というか、エレナもだけどマスメディア部の印象が強いかな

兼部だったとはいえ、ディベート部は公式で出番なかったもん。

逆にマスメディア部は体育祭とか文化祭でアナウンスやってたし

あー、それだ。

1年の頃の体育祭――1600m240秒レースでの印象が強いんだ

あー懐かしいね。

デブが必死になって全身の脂肪を揺らしながら走っていたやつだ

 桜も混じり、女子3人は思い出話に興じる。
珍しく、エレナが興奮して喋ってたから憶えてるよ
(……おれ、帰っていいかな?)
 秋人はひっそりと扉に向かうも、

――っと。

どうした、秋人?

 先に開き、国光が入ってきた。
 瞬間、女子3人の視線が一斉に射抜き――
待てこら逃げるなぁっ!

――嫌だ! 

絶対に嫌だ!

 国光は逃亡を図り、秋人がその邪魔をする。

おれはこの3人の相手をひとりでしたんだぞ? 

おまえだけ逃げるなんてゆるさん!

というか、初対面なのにその反応は傷つくなー

そうだそうだ! 

こんな可愛い先輩たちを捕まえて酷い奴だ!

だってココ先輩の友達でしょう?
国光! それどういう意味よ!
ちなみに揃って一芸入試組の3年生で、マスメディア部の部長と副部長だ
それって絶対にロクでもないじゃないか!

あぁ! ロクでもなかったぞ! 

だからおまえも味わえ

 男子たちは揃って失礼な発言をする。

ほら見ろ! 

わたしやエレナが悪く言われるのもぜ~んぶ、ココちゃんの所為じゃんか

はぁ? 

マスメディア部の活動の所為もあるでしょうが?

まっ、一芸入試組の存在自体が原因だけどね
 一方、女子たちは揃って他人の所為にしていた。
だー! うるさーい!
 そんな中、恋々子が吠える。

国光! とりあえず部室に入りなさい! 

そして、桜とディベートよ

えっ? なんで?
それで秋人の気が済むから
 ねっ? と目線で訴えかけられて、
えぇ、そうですとも!

その笑顔が気になるが……

ちなみに、桜さんって……?
超絶可愛いわたしでーす

そう、腐った頭と書いて――腐頭桜ちゃん。

マスメディア部の副部長だよ

そして、私がマスメディア部の部長で伊西エレナです

……SAコース1年、ディベート部の加賀 国光です。


(部長じゃなくて、副部長ならいいか。どんな人か知らないけど)

わかりました。それでいいなら
(国光の奴、どうせ部長よりマシだと思ってんだろうけど――この人はマジでヤバいからな)

あっ! 

でも、難しいテーマとかわたしヤだよ?

じゃぁ、天真爛漫なんてどう?
あ、それなら大丈夫
僕も構いません
じゃ、いくよ
 コイントスを挟み、それぞれが見合った立場で情報収集。
頑張れよ、国光
おまえ、どうした?
 国光が否定派の情報を集める中、
桜ちゃん、準備しなくて大丈夫?
もち! 得意分野だもん
 肯定派の桜はお菓子を食べながら余裕であった。
それじゃ、始めちゃって
 そうして、ディベートとは到底呼べない低次元の言い争い――否、争いですらない何かが始まる。

天真爛漫は可愛い! 

ソースはわたし!

はい、論破!
……は?

わっかんないかな?

わたしは可愛いの。

そして、よく天真爛漫って言われるの

えぇ、それが?
だから、天真爛漫は良き言葉なり!

えーと、もしかしてふざけていたりします?

その、僕が年下だから……


(……できればそうであって欲しい)

ぶっぶーはっずれ~ざんねんでしたー!

わたしは常に全力フルスロットルなのだよ!

年下だろうと、手加減してあげないもんねー
(つまり、これで本気なのか? あれを本気で言っていたのか……?)
 ここに来て、国光は周囲の悪意を悟る。
(秋人の奴、これが狙いか……。けど、そんなことより――)
あのココ先輩、なんなんですかこの人は?
これが桜よ
えーと、エレナ先輩?
桜ちゃんは、ココちゃんより馬鹿で間抜けで煩いから
……それ、人としてどうなんですか?
どういう意味よ?
どういう意味だ?
うん。人としてどうかと思うよ
特に後輩――年下からすると、付き合ってられない人で間違いない
そう、ですか……
 国光はすべてを理解して、諦める。
(あー、早くトワ先輩来ないかな)
そちらの仰ることはわかりますが、天真爛漫という言葉は基本的に子供や女性にしか使われません
確かに!
つまり、かとなく相手を軽んじている言葉と言えます
でも、今の男子は可愛い系が人気だから天真爛漫も誉め言葉だよ?
だとしても、そう称される芸能人や有名人は少ないと思いませんか?
むむっ! 言われてみるとそうかも
(うわぁ、想像以上に酷いな)
(これはさすがにディベートとは呼べないかな?)
(相変わらず、論理の欠片もないな桜ちゃん)
特に現代社会において言えば、皮肉として使われる場面が多い言葉だと思われます
じゃぁ、わたしのことを天真爛漫って言ってるのは皮肉なの?

……それは知りません。

というか、ディベートに関係ないでしょう

えー、でもわたしが持っている情報はわたしが知っていることだけだし
わたしはわたししか持ってないしー

はっ! 今の台詞なんかカッコよくなかった?

哲学的っていうか――わたしだけ真理をみちゃってるみたいな!

というか、まさにそうじゃない?

社会やみんなっていう誰かを盾にして物申すなんて、お人形さんごっこじゃんか!

……もう勘弁してください。

なんなんですかこの人は?

こらっ、逃げるな~

男なら自分の言葉で語ってみせろ!


おまえはわたしのことをどう思っているんだ?

(ほんと、なんなんだこの人は……)

まぁ、ここまで酷いのはそういないけど。

近しい人は結構いるから

自分が当てはまらない。また、自分の周囲に例外がいる。

たったそれだけで、統計学を否定する人とかね

自覚なしに、自分が世界の中心だと思っているタイプだね
ランキングとかレビューとかでも、自分や自分の知っている周囲と一致しないだけで、ステマや不正を疑う人っているでしょう?

まぁ、確かに芸能人やら政治家を使ってお人形ごっこしてる人はいますけど……

そういった人たちの正体がこれですか?

これとはなんだこれとはー!
そう、自分にとって都合の良い意見しか聞き入れない人

だけどそうとも気づかず、自分は正しい。

大衆に流されないで賢いって勘違いしている可哀そうな人

だれが可哀そうな人だ! 

わたしは可愛らしい人だ!

自分が理解できるか、できないか。

それだけの基準しか持たないのに、そのことに気づいていない――

ううん、認められない人だね

答えは1つだけじゃない。

本当に選べないことだってある。

むしろ、そういったことのほうが多い

だけど、子供にはそれが理解できない。

漫画とかアニメとか、いわゆるフィクションにおいて嫌われる考え方だから

何事も白黒つけるべし、自分を偽るべきではない。

そして、そうでない人はダメっていう極端な考えだね

思想も哲学も、本当は1つである必要はないの。

それこそ、矛盾した2つ以上を持っていたっていい

だけど、それを理解できない人は本当に多い。

多角的な視野を持ち、自分の中でバランスを取るのは単純に難しいからね

いわゆる、一貫性や初志貫徹。

気持ちがぶれないっていうのは、ただわかりやすいだけであって優れているわけじゃないんだけどね

でも、たいはんの人――それこそ、子供にだって理解できるから評価されやすい
 恋々子とエレナは遠回しに桜をディスるも、

???

 当の本人にはまったくもって届いていなかった。

確かに、一貫しているかどうかなんて誰にでもわかることですね

あー! 

だから、そういう批判をよく目にするのか

もちろん、行き当たりばったりに変える人は駄目だけどね

でも、天才肌の人ってそういうタイプなんだよねー

そうそう!

そして、その人を理解できなくなった瞬間に周囲は否定するの。

一貫性がないってね

そういう人に付き合うのも楽しいのにね。

その人が見ているモノに気づけた瞬間とかさ

えー、でもポリシーとかない人って魅力なくない?

いや……

だから、その魅力ってのもわかりやすさ――ひいては自分に理解できる点にあるって話なんですけど?

つまり、ポリシーがなく行き当たりばったりな人が嫌いなわけではなく――

ただ、自分に理解できないのが嫌だってことです

そもそも、ポリシー以前の何かわかりやすい魅力に引かれるのが先だし
だいたい、その人のポリシーとか生き様が~って言いだすなんて信者かアンチだけだよね

――シャラップ、ジャッジ&外野!

 一斉に責め立てられ、
まだ、わたしのターンは終わってないよ!
 桜は力技で場を取り戻す。

天真爛漫は可愛い。

だけど、可愛い人は嫉妬される

だから、天真爛漫も悪く言われる

 どうだ! と桜はドヤ顔を浮かべるも、相変わらず論理の欠片もなかった。

(……もう、嫌だ。帰りたい)

……そうですね。

人間は弱い。

弱いから、強い存在に憧れる

 国光はあえて、レベルを落として語る。
だから、昔はそんな憧れを抱かせるようなヒーローやスターの存在が沢山いました

だけど、時代は変わりました。

結局、弱い人は弱いままでいいと。

ありのままの姿――その人の個性を愛する時代に

うんうん。わかるわかるよー
それにより、あらゆる面で『憧れ』よりも『共感』が重要視されるようになりました
うーん、あんま共感できる人っていないんだよねわたし
(そりゃそうだ)
(でしょうね)
(それが世の為、人の為)

結果、以前にも増して出る杭は打たれる存在になったのです。

大勢が共感できないモノは悪、大勢を攻撃する存在も悪

うんうん。

わたしが攻撃されるのも仕方ないってことだね

また逆に、その大勢を攻撃することが正義。

大勢に流されない自分こそが、正しいと思うような人たちも増えてきました

それ知ってる! 

逆張りってやつだ

そして、天真爛漫な人はそのどちらでもない。

自分だけの正義を掲げ、自由に生きている

そうそう、フリーダム。

わたしこそが人生

大勢から見れば、それは空気が読めない存在。

協調性がなく、好き勝手に振舞う

その様は憧れを抱かせながらも、絶対に自分たちはそうなれないという現実を突きつけてくる

なるほどー。

だから、わたしは嫌われるんだ

逆にそうでない方から見ても、天真爛漫は眩しい

大勢と戦う力がありながらも、大勢を否定しない。

自分たちが欲しいモノを持っていながら、自分たちが思っているように扱わない

あー、そっか。

そんだけ可愛かったら人生楽勝だよね? って言ってくる人たちって、そんな浅はかなんだ

 奇しくも、桜は国光の弁舌に納得がいっていた。
 しかし、外野はこの流れに不安を覚える。
(国光の奴、着地点を見失ってんな)
(あちゃぁ、また迷子なの?)
(あらら、桜ちゃんの相手なんてするから)
……というわけで、天真爛漫が悪く言われる理由はわかってくれましたか?

うんうん、わかったよ。

国光君って頭良いんだねー

で、次はその天真爛漫を否定したいんですけど……
えー、どうして?
いや、どうしてってディベート……
あぁ、そういえばディベートしてたんだっけ?

……


(駄目だ、この人……どうしようもない!)

 ついに、国光も匙を投げる。
国光君の話を聞いて、わたしわかったよ!
 桜はそうとも気付かず、

今の時代、もう1度憧れを抱かせるようなスターが必要なんだって。

そう、わたしのように天真爛漫で超絶可愛いスターが!

 振り出しに戻りながらも、絶好調なスタートを切るのであった。
(しかし、めげないなこの人)
(ほんと腑に落ちないんだけど。わたし、こんなのと比較されてるの?)
(やっぱ桜ちゃんは大物だよ)
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登場人物紹介

染谷 恋々子《 そめや こここ》、愛称ココ

一芸入試組3年生だが、その年齢にあるまじき低身長でちんちくりん

ディベート部ではババ抜きにおけるババ扱い

つまり、引いた相手は嫌がる

味方にすると恐ろしいが、敵に回すと愉快なコ

頭の回転は早いものの、よくよく空回りして明後日の方向に飛んでいく

そういった性質に加え、ふらふらと揺れながら歩くことからコケコッコーの蔑称あり


鷹司 永久莉《たかつかさ とわり 》、愛称トワ

中高一貫付属組のJコース3年生で、ディベート部では最も頼りになる存在

ただ、恋々子のノリに付き合えるだけあって中々の性格をしている

4姉妹の長女で同性の扱いが得意な一方、男性はちょっぴり苦手

もっとも、後輩たちは男のカテゴリーに入っていないのかそんな様子は微塵も窺えない

姉妹揃って発育がいいいらしく、小学生の末妹ですら恋々子を上回っているとか

林原 秋人《 はやしばら あきひと》、A(進学)コース1年生

基本的に真面目で普通の性格

事実、そのスタンスで発言することが多い

ただ、時折り全方位に向けて敵意を向ける悪癖があり

特に恋愛や異性を含む論題になるとその傾向が強くなり、周囲をドン引きさせる

加賀 国光《 かがくにみつ》、SA(特進)コース1年生

入部当初は無口で口下手だったものの、最近は口が軽くなってきている

ただ、時折り迷子になるのか会話の着地点を見失う傾向が強い

本人は陰気でつまらない奴と思い込んでいるものの、女子に告白された経験あり

更にはそれを普通と思える感性な為、恋愛関係の論題になるとナチュラルに秋人を刺激する

ディベート部の顧問

通称、STY

S(セクハラ)T(ティーチャー)Y(山本)

かつては生意気な生徒だった為、破天荒な生徒に対しても寛容である

伊西(いにし)エレナ

一芸入試組3年生、元ディベート部

恋々子曰く、性格が悪いというか性悪

初期から何かと話題にあがるマスメディア部の部長だが、登場は#7より


腐頭 桜《ふとう さくら》

一芸入試組3年生、マスメディア部の副部長

エレナ曰く、恋々子よりも馬鹿で間抜けで煩くて人としてどうかと思う存在

一方、誰もが認める美人で背も高い

登場はエレナと同じく#7より

響《ひびき》先生、31歳独身

藍生先輩曰く、さぞかし簡単な人生を歩んで来られたお人

その評価を裏切らず、教師にあるまじき幼い言動が目立つ

登場は#7より(初出は別作品、結婚すべきかどうかをアラサー女教師が女子高生に相談する)

 

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