本日の論題:クリスマス・スイーツ
文字数 2,782文字
その隙を衝いて、永久莉は迅速かつ事務的に行動する。
果たして、その結果は――
ある意味、前回とは逆の立場。
若干、恋々子もやり辛そうであった。
目に見える挑発。
普段ならともかく、疲弊している男子高校生に我慢できるはずもなく――
文字数 2,782文字
その隙を衝いて、永久莉は迅速かつ事務的に行動する。
果たして、その結果は――
ある意味、前回とは逆の立場。
若干、恋々子もやり辛そうであった。
目に見える挑発。
普段ならともかく、疲弊している男子高校生に我慢できるはずもなく――
染谷 恋々子《 そめや こここ》、愛称ココ
一芸入試組3年生だが、その年齢にあるまじき低身長でちんちくりん
ディベート部ではババ抜きにおけるババ扱い
つまり、引いた相手は嫌がる
味方にすると恐ろしいが、敵に回すと愉快なコ
頭の回転は早いものの、よくよく空回りして明後日の方向に飛んでいく
そういった性質に加え、ふらふらと揺れながら歩くことからコケコッコーの蔑称あり
鷹司 永久莉《たかつかさ とわり 》、愛称トワ
中高一貫付属組のJコース3年生で、ディベート部では最も頼りになる存在
ただ、恋々子のノリに付き合えるだけあって中々の性格をしている
4姉妹の長女で同性の扱いが得意な一方、男性はちょっぴり苦手
もっとも、後輩たちは男のカテゴリーに入っていないのかそんな様子は微塵も窺えない
姉妹揃って発育がいいいらしく、小学生の末妹ですら恋々子を上回っているとか
林原 秋人《 はやしばら あきひと》、A(進学)コース1年生
基本的に真面目で普通の性格
事実、そのスタンスで発言することが多い
ただ、時折り全方位に向けて敵意を向ける悪癖があり
特に恋愛や異性を含む論題になるとその傾向が強くなり、周囲をドン引きさせる
加賀 国光《 かがくにみつ》、SA(特進)コース1年生
入部当初は無口で口下手だったものの、最近は口が軽くなってきている
ただ、時折り迷子になるのか会話の着地点を見失う傾向が強い
本人は陰気でつまらない奴と思い込んでいるものの、女子に告白された経験あり
更にはそれを普通と思える感性な為、恋愛関係の論題になるとナチュラルに秋人を刺激する
腐頭 桜《ふとう さくら》
一芸入試組3年生、マスメディア部の副部長
エレナ曰く、恋々子よりも馬鹿で間抜けで煩くて人としてどうかと思う存在
一方、誰もが認める美人で背も高い
登場はエレナと同じく#7より
響《ひびき》先生、31歳独身
藍生先輩曰く、さぞかし簡単な人生を歩んで来られたお人
その評価を裏切らず、教師にあるまじき幼い言動が目立つ
登場は#7より(初出は別作品、結婚すべきかどうかをアラサー女教師が女子高生に相談する)