第45話 レコードを聴く(3)

文字数 481文字

CD販売が右肩下がりだという。もっとも10年前から言われている。
先日も、ある音楽系の本を図書館で借りたら2016年の著作に
「最近ようやく日本でもストリーミングサービスが導入されて・・・」という
一文があった。2019年にアメリカへ出張した際、ショッピングセンターには
1軒のCDショップも無かった。とっくに淘汰されていたのである。
それでも日本は、まだCDが売れる国だという。それは音楽的に認めれているのでなく
アイドルなどが、グッズ引換券や握手イベントの権利を合わせて売るからだ。
 またCDが販売されて30年以上たって、その「品質」にも限界が見えてきたという
話も聞いた。つまり銀色の盤面が劣化してしまう・・と。
年代にも寄るのだそうだが、そう考えるとレコードは強いなぁ。
50年以上前のレコードも再生できるのですからね(もちろん個々の状態による)
 全国のリユースショップの「ジャンクコーナー」にこそ、お宝が眠っている。
二度と入手できないレコードを補完する運動が必要だと思うが、これまた価値観が違うから
厄介。少しでも文化を残すため、私はまたもやジャンクコーナーに向かいます。

ワンクリックで応援できます。
(ログインが必要です)

登場人物紹介

登場人物はありません

ビューワー設定

文字サイズ
  • 特大
背景色
  • 生成り
  • 水色
フォント
  • 明朝
  • ゴシック
組み方向
  • 横組み
  • 縦組み