第6話   屋上というスタジオ。

文字数 453文字

今年は、虹を沢山見ている。コロナ禍の前に、こんなに虹を見たことはなかったのでは?と
思うくらい。出勤前の朝にさえ、虹をみることがあった。
空の景色を上手に撮影するのは、スマホでも難しい。
それは邪魔な建物とかが、入ってしまうから。
特に、虹だときれいな放物線を東京で撮影することは、希なことだ。

そこに比べれば、雲の写真は比較的、楽だ。
なにしろ被写体は空に浮いている。
建物をはずして、上にスマートフォンを向ければ良いのだから。

それでも建物が入ることも多いだろう。そのときは、建物を含めてきれいに
撮れるアングルをさがす。
私は職場の屋上が駐車場になっている。これが、空を撮るには好都合だ。
虹も屋上から撮れば、障害物は最小限で済む。

雲などは、絶好の被写体だから、タイミングを逃さずに撮りたい。
そんなとき屋上駐車場は、絶好のスタジオとなる。
なにしろ自然光しか使えないから、アシスタントも要らない。
電源も不要だ。
天候が荒れれば荒れるほど、被写体はバリエーションを増やしてくれる。
嬉しい。
それにしても5月にして、雲は夏の様相だ。






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