第59話  今日の風景。路線バス。

文字数 591文字

「路線バス。」
朝から気づきの世間のひとこま。
我が家から主要駅までのバス路線はT社とS社で交互に運行している。
T社始発のバス停で待つと定刻にもバスが来ない。
何人かが訝しげにしていると控え場から
ジャンパーを着たドライバーが歩いてきたので
尋ねると「遅れてんじゃないすか?
」と言い(多分コンビニに)去っていった。

少し急いでいたので少し離れた次のバス停に歩き出し、ようやくS社のバスに乗ると
、ドライバーが「T社のバスが遅れております、順番が逆になりご迷惑をおかけしております
」と何回も車内放送を繰り返す。バス停には2台分の乗車待ちの人がいて、ぎゅうぎゅう詰めで
ターミナル駅に着いた。
S社のドライバーは最後に3分遅れで着いたことも付け加えた。これは何気ないホスピタリティだ。なぜなら立川駅発車の電車をスマホで確認している人がいるから。
それにしても、いつから社会はこれほど謝罪が当然になったのだろう?時刻通りに走らなければ文句が出る?そもそもバスが定刻通り走るなんてあり得る??もちろん今は運転席に時刻と停留所が映されたモニターがあり、何分遅れているかも走りながら判る。
遅れてんじゃねーか‼️という人ほど、発車ベルがなり終わっているのにドアに挟まれんが如くに無理やり乗車していないか?

終点の駅到着間際の信号で、Tバスが追いついた。
いつ順番を戻すのか?不思議なので、後で銀河鉄道の社長に聞いてみよう
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