第1話 山口県へやってきたぜ

文字数 1,474文字

成瀬川るるせ
2023年6月13日 04:05






 今、6月13日の、早朝に向かう時間帯である。
 昨日、6月12日に、僕は住んでいる茨城県から、山口県までやってきたのである。で、「長州地サイダー」を柿ピー食べながら飲んでいる、というわけなのだ。



 スターフライヤー、12:55のフライトに間に合わせるために起きて家を出た。
 アップルデバイスはアップルウォレットで電子チケットなどを一元管理出来ることを知った。
 アップル様々である。



 特急ひたち号高萩発8:50に乗ってスタート。
 車内販売で生コーラを買ったりなどした!

 京急エアポートで品川から羽田空港まで行く。
 ドキドキである。





 預けもの検査や手荷物検査を済ませて、いろんなひとにひとまず連絡を入れた。



 ラウンジで「浅草ヨシカミ ロースカツサンド弁当」を買って食べた。
 そして飛行機に乗った。
 今日の関東の天気は悪かった。台風の影響で。
 そのなか、フライトは定刻通りだった。流石! と思った。





 山口県宇部空港でエヴァンゲリオンがお出迎えしてくれた! 映画で宇部新川駅が使われたのは記憶に新しい。
 総合カウンターのひとに聞いて、新山口駅までの直行バスに乗れるというので乗って新山口駅へ。




 種田山頭火が、新山口駅ではお出迎えしてくれたわけである。

 いや、実はこれ、駅のバス停に着いて、NOVELDAYSの作家、桐乃さんにお会いして、
「山頭火のシルエットがあったから写真撮らせて!!」
 と、言って撮ったものである。



 と、いうわけで。
 桐乃さん登場!!
 記念撮影ピース、である!!

 いや、もう当日寸前になって、
「思ったより早く着くので、ひとまず顔合わせしませんか」という内容を送って、桐乃さんにわざわざ新山口駅まで来てもらったのであった。
 なんとなくにゅるっと出会いは完了。
 さて、総合観光案内所に聞いてもGoogleマップさんで検索しても、カフェがない。
 まいったぜー、と新山口駅の周囲を歩く。





 新山口駅には2015年に作られた、「垂直庭園」というのがあって、まるで植物園にいるみたいな錯覚をする。素晴らしいのひとことだ。



 時間を少し潰してから、居酒屋に入ることにした。






 まずは本マグロの刺身を。
 山口県、ねりものが有名らしいのだけど、そういや食べなかった。
 桐乃さんは酔っ払いが嫌いなひとなので、平常心を失わない程度に飲む。

「かんぱーい!!」

 あれだぜ、桐乃さんは自分をイモだ、っていうけど、澄んだ瞳をしたひとで、桐乃さんが(おそらくは)自分の人生から切り取ったものを文学的加工をして、僕を含めた読者に提示出来るのは、この「澄んだ瞳をしているから」だと、確信のようなものが僕に芽生えた。
 たまに宙を描くように思考に耽る桐乃さんの姿を見て、
「このひとは小説を書くしか選択肢なかったひとだ。人生と小説が直結している人だ」
 と、向かい合って座ってスモークチーズ食べながら、思う。
 桐乃さんを観ているだけで酒は進む。進むしかないじゃんか、こんな素敵な作家さんと飲み交わすってんだから(なお、桐乃さんはウーロンティー)。





 そんなわけで8時過ぎに宿にチェックインして今日は終了。
 倒れるように眠って、さっき起きて、フロントで長州地サイダーなるものを買い、飲みながらこれを書いている、というわけだ。
 桐乃さんからいただいたチータラ、柿ピー、ジャッキーカルパスを食べながら。
 面倒見のいい桐乃さんであった。
 はい、旅行中、会うので、お返しをなにかしなきゃな、と思う。

 そんなわけで、旅行の1日目が終わるのであった。うぇーい!!
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登場人物紹介

桐乃桐子:孤高の作家

成瀬川るるせ:旅人

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