第1話 前世からの女性?  (13)

文字数 350文字

「いや、まあ、そんな事はどうでもいいけどさ? それよりもお姉さん……」
 と、俺が言い掛けた所で、女神様は。
「そ、そんな事ですって、あなた……(わたくし)を誰だと思っているのですか? (わたくし)は女神……」
「アフロディーテさんだろう?」と、俺は女神様に述べたよ。『エッヘン! どうだ! 凄いだろう!』と、いつた感じで述べた。腰に手を当てながら……その後は、彼女にドヤ顔までして踏ん反り返ってやったよ。

「い、いま、あなたは……な、何と申されましたか?」

「えっ? アフロディーテ……って、君は、女神アフロディーテ様だよね?」

 俺は女神様に述べたんだよ。誇らしげにね。そして彼女の方を見て、良く確認したら。そこにはね、美の女神アフロディーテ様ではなくて、妖怪鬼婆が仁王立ちをしていた。
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