第4話 別の世界に逃避行? (18)

文字数 1,034文字

まあ、あれだよね、本当にこんな召喚魔法を使用出来る事が解れば。今度こそは(うち)の可愛いカミさんを守ってやれると思ったよ。

 それにさ、俺の容姿自体も悪役ポイ感じだけど。前にも述べたが、《《魔王様》
 》ポクていいかなとも思うし。
 (うち)のカミさんに聞いたのだけど、ヴァン神族自体がね、魔力が強いから。天界の神々は魔族、魔族と呼んでいたみたいだよ。

 だからね、丁度良いと思うんだよ。俺がね、愛するフレイヤを守るために、魔王になってやろうと思うんだよ。

 とにかくさ、今はこちらも戦力が不十分だから、他の異世界を『クルクル』と、逃げ回りながら戦力補強をするのもよいし。自分達に合う世界を見つけて、天界に……と、いうか、今は取り敢えずは、あの主神オーディン(くそジジイ)がいるアーガルズに対抗出来る国を造るのも良いかもしれない。

 まあ、取り敢えずはね、昔話の童話や神話……。それこそ、俺の生まれ育った国、日本ならば。アニメやゲーム、ライトノベルの世界のような、(うち)のカミさんの主人公(ヒーロー)になろうと思うから、これからも魔法をカミさんに教えてもらうというか……。思い出すと述べた方がいいのかな?

 取り敢えずは、俺達ヴァン神族が得意としていた。魔力を高める精進をして頑張ろうと思う。

 そんな、人生最大の決意をしている、俺の最初の魔法がこれだよ。先程行った召喚魔法という奴でね。何とか(うち)のカミさんの助言もあって、召喚の方も何とか出来た訳だよ。だからさ、俺の目の前に映る光景に思わず感動物だよ。

 先程もさ、(うち)のカミさんと二人で、多いいに感動をしたけど。本当に沸きに沸いたから。
 まあ、これが今から俺達の直属の部下になるのかと思うと。

 う~ん、まあ、あれだね、少し頼りがないというか……。

 ねぇ~、まあ、あれだよ。

 容姿の方はね、骨骨したスケルトン達しかいないから。弱弱しく見えるんだよね。

「……ん? どうしたのですか、あなた? 悩んだような顔をされてみたり、溜息ばかりしていますが?」

「えっ? あああ、部下達の容姿がね、骨だから………。何か頼りないと思ってね……」

 まあ、今も述べた通りだよ。とにかくさ、骨骨したオジサン達……。ではなくて、彼らか……

 本当に俺が溜息ばかり出るぐらい、雑魚、雑魚キャラしているんだよ。
 だからね、本当に大丈夫? と、思うわけだ。


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